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SF作品

亀裂


ある星のある国の大平原で沢山の人たちが、天体望遠鏡や双眼鏡などを覗いて天体観測を行っていた。


「あれが○○星座で、あっちに見える靄々が●●●星雲かな?」


「○○星座に■■星座と◇◇◇星座を見つけた!」


「え? どれどれ、星が多すぎて全然分かんないよー」


「あそこでポツンと他の星々から離れて輝いている☆極星を目印にして、観測すると分かるわよ」


大平原のあちらこちらで天体観測のプロフェッショナルやアマチュアの観測者が、自慢の天体望遠鏡で満天の星空を観測していたり、親に連れられて来た子供や学校の友人同士で来たらしい子供たちのグループなどが、星々が煌めく夜空を指差してはしゃいでいたりしている。


突然、プロアマ大人子供を問わずに夜空を見上げていた全ての人たちが、空の一角を指差して騒ぎだす。


大平原で星空を観測していた彼らだけで無くある星の全ての国々で空を見上げていた人たち、それに大平原で観測されていた星々に住む偶々空を見上げていた全ての知的生命体も同じように声を上げた。


「なんだ? あの亀裂は?」


宇宙の星々が煌めく遥か先の暗闇に亀裂が走ったのだ。


その天文学的な凄まじい長さの亀裂の向こうから声が響いた。


その声は大宇宙に住む全ての生物の耳や耳の相似器官に届く。


『ママー! このタマゴの中身タマゴじゃ無くて、変なキラキラした物が入ってるよ』








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