表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋と嘘  作者: yukko
85/92

元夫婦の会話

悠が帰った後、課長と元夫の二人になった。


「今日はごめんなさい。部下だった子を連れて来て……。」

「いいよ。」

「で、話って何? 再婚相手見つかったとか?」

「再婚は……今すぐにでもしたいけど、同意が居るからね。」

「そう……そういう人が居るなら、もう会わないでおきましょう。」


結婚届を差し出された。


「何? これ……。」

「やり直したい。もう一度、夫婦になりたい。」

「でも……。私と居たら、子ども……無理よ。」

「居なくてもいい。何度も、そう言っただろう?」

「でも、欲しいんでしょう。

 だから、もっと若い子と結婚して!」

「君がいい。離婚して、もっと分かった。」

「私は無理よ。」

「嘘は止めろよな。」

「えっ?」

「聞いたよ。お義父さんから、手術のこと……。

 僕が長期出張に行っている間に手術して、卵巣を取ったって!」

「お父さん…!」

「卵巣癌じゃなくて良かったよ。」

「そうね。破裂が一つと破裂寸前が一つだっただけよ。」

「急な腹痛で救急搬送されて、そのままオペだったんだってね。」

「ええ。」

「大きく腫れてたんだってね。」

「ええ。もう、いいでしょう。帰るわ。」

「帰さないよ。署名して貰えるまで……。」

「あなた……。」

「僕は離婚したくなかった。だから、君の理由など却下だ。

 僕は君と暮らしたい。もう一度……。」


もう終わったはずの夫婦が元の鞘に収まる時が来たようだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ