表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋と嘘  作者: yukko
75/92

上書き

友田悠は富田優一に電話で聞きました。


「なんだって?」

「だから、教えて欲しいんだよ。

 沙希子、デートしたんだろ? アプリの人と……。」

「したね。一回だけだけど……。」

「その時にどういうデートだったか知ってるか?を聞いたんだ。」

「お前……何を気にしてるんだ?」

「そのデートよりも……沙希子が喜ぶデートをしたいんだ。」

「ふ~~ん。……違うんじゃないの?」

「何が?」

「その時のデートに負けたくないんだろ? うん? 違うか?」

「………違わないよ!………悪いかっ!」

「いいんじゃない?……ただ、気を付けないとな。」

「何に?」

「だって、お前の方が過去ありなんだぜ。

 過去のこと言いだしたら……な。

 俺の言いたいこと分かるよな。」

「うん。」

「お前はその点が沙希ちゃんと違う。

 だから、沙希ちゃんがたまたまデートして貰っただけのことを……

 イジイジと……。

 そんなこと気にするなよ。

 それよりもお前の心の中に居る麻美さんのことを、今は何も気にならなかったと

 しても、お前にの言動一つで沙希ちゃんは気になるぞ。

 そっちを気にしろよな。」

「分かった。お前の言う通りだ。」

「一応、デートの時のことは言うから……。」

「ありがとう。」

「映画を見て、昼ご飯を食べて、買い物して帰ったそうだ。

 因みに駅で解散だったらしい。

 OK?」

「ありがとう。」

「気にするな。お前と一緒に居るだけで沙希ちゃんは幸せだと思うから、な。」

「うん。ありがとう。」


沙希子に電話した。

どうしても声が聞きたいから、メッセージよりも電話を使ってしまう。


「沙希子、今度の土曜日に出かけない?」

「私と……。」

「沙希子と……! 沙希子以外に誰と行くの? デートなのに……。」

「デートなの?」

「そう、デート!」


土曜日の約束を取り付けて、リビングにある麻美との結婚式の写真を見た。

陰膳をしている。

麻美の写真が入っているフォトフレームの前に、毎食、悠の食事と同じ物を少量供えている。

手を合わせる。


「麻美、ごめんな。でも、好きなんだ。

 幸せになってもいい……そう思って貰えたら嬉しいよ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ