表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋と嘘  作者: yukko
5/92

友田悠の失恋を知ってから、優秀な人の顔以外の友田悠を見てしまった気まずさが心の中に湧いて出て来た。

それからというもの……なんとなく友田悠を見てしまっている自分に気付いてしまった。

気付くと怖くなった。


「これは片思いじゃない。恋じゃない。同情だ!」


そう言い聞かせるようになると、もっと友田悠が気になってしまった。


「マズい、マズ過ぎる! あんな奴のこと、なんとも想ってない!」


否定すればするほど、目で追ってしまうのです。友田悠の姿を……。


「ヤバい! ヤバい! この気持ち、一生隠し通さなくっちゃ……。」


知らぬ振りをする努力を続けるのは大変だった。

もう、せめて仕事が別だったら良かったのに…と思う気持ちと、一緒の仕事をできる喜びとが同居していた。

それからは、自分に対して嘘をつくようになった。

「友田悠を好きではない。」と………。

嘘を塗り重ねていき、自分の気持ちを消し去ることだけを考えるようになった。


でも、これが片思いの……恋の……始まりだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ