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恋と嘘  作者: yukko
26/92

進展

佐伯陽菜に馬場大和との間のことを話すと、一言……。


「沙希子、それって……離婚する夫婦のやり取りよ。」

「へ?」

「第一、沙希子、そのサインとか会社の契約じゃないの。

 沙希子ぉ……ほんとに仕事だね。その頭の中……。」

「まぁ、本気にしてないと思うけど……

 何しろ彼氏いない歴=年齢 だから仕方ないかなぁ~。」

「どうしよう。私が言った通りに馬場先生がしたら……。」

「その時は、その時よ。

 別れ話が出てたくらいだから、いいんじゃないの?」

「いや……謝るわ。」

「もう、そのことに触れない方がいいよ。

 二人が乗り越える話だからね。部外者だから……。」

「でも、契約書を持ち出したから……。」

「それも、するか、しないかを選んで、もし、したら、それは馬場先生の選択だと

 いうだけよ。別れたい人にはいいんじゃないの?」

「どうしよう……。」

「沙希子、もう関わらない方がいいって……。」

「そうなの?」

「そうなの!」


不安になった。

余計なことを言ったという不安が溢れて来た。

そんな時に、馬場大和から連絡があった。


「沙希子さん、ありがとうございました。

 莉緒には①二度とスマホを勝手に見ない。②二度と仕事関係の人にアクセスし

 ない。を守れなかったら、別れることを受け入れる。にしました。

 友達と話し合ってから、莉緒と会いました。

 莉緒と僕と友達2人です。

 書類ではなく、録音しました。

 後で、そんな約束していないと言われたくなかったからです。

 莉緒は約束してくれました。

 もう、二度と僕のスマホを勝手に見なければ、仕事関係の人にアクセスしなけれ

 ば付き合い続けます。守らなかったら別れます。

 今まで、仕事関係の人に僕が知らない間に、メールを出して脅したり、会いに

 行ったりしたので、それを本当にやめて貰えるのか分かりません。

 もう一度、やり直しても良いと思えるようになってくれると嬉しいです。

 沙希子さん、ありがとうございました。」


そういうメッセージが送られてきた。


「良かったということで、いいのかな?」


ホッと胸を撫で下ろした。


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