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恋と嘘  作者: yukko
15/92

噂の上書き

カイの躾はゆっくり進んで、伏せや待てが出来るようになり、名前を呼んだら振り向いてくれたりetc.

とても楽しく…… 後はトイレトレーニング!

ちゃんとトイレに出来るのが100%になってくれれば……と、子どもを見る眼になった私。

馬場大和の訓練の様子をスマホで撮って、職場でその動画を見ていたら、覗き込む人の気配で振り向くと、そこに友田悠が居た。


「何? なんか用?」

⦅ビックリした。止めてよね。その距離感……。⦆

「橋本、君んち犬飼ってるの?」

「うん。可愛いでしょ ♡ 」

「うん。めっちゃ可愛い……って、この人かなぁ~?」

「は? 何?」

「分かった。この人なんだ。橋本の彼氏!」

⦅違うし……!⦆

「ちが」

「何ぃ~? 橋本さんの彼氏?」

「見せろよ、な。」

「いや、だから……。」

「おっ、イケメンじゃん。良かったな。橋本さん。」

「本当! 爽やか君ねっ! 良かったわねぇ~。」

「あの……ち」

「橋本、本当に良かったな。君、いい奴だから、きっと彼氏はいい人だな。」

⦅止めて! 彼氏なんか居ないから!⦆

「もう……止めてよ!」

「あ……いけなかった?」

「あ、あの………奴は止めてって言ったでしょう。」

「そうだぞ。友田。橋本さんにいい奴って言って、橋本さんの彼にいい人って可笑

 しいだろ。」

「あ……そだった。ごめん。橋本、君はいい人だ! で、彼はいい奴だ!

 これで、OKですね。」

⦅もぉ、どうでも……いい。勝手に言ってれば、いい。⦆

「もう、いいですか。」


スマホの動画の画面を閉じた。

そのまま、その場を一人離れてお手洗いに籠った。

涙が出て来た。

まだ、好きなのだ。

いつか、ゆっくりと時間を掛ければ忘れられるんだと自分に言い聞かせた。

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