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空を飛んだ。

作者: 如月 夢月

 僕今、空を飛んで居る。

 なぜかって? それは僕にも分からない。

 2021年9月4日僕は、死んだ。

 僕の周りには野次馬や警察、救急車が集まっていた。


 僕の名前は『東条圭人』都内の中学校に通うごく普通の人間だ。

 一年前、同じクラスの友達がいじめにあっているのを止めてしまった。

 次の日から僕が標的になった。

「おい! お前金だせよ」とカツアゲされたり、トイレに行くと水を頭から掛けられたり、いじめと言うよりも、嫌がらせに発展して行った。

 そんな毎日が嫌だった。

 親や友達、担任や他の教師にも言えず数ヶ月が経ったある日、僕はいつもの様に教室に入ると机が……無くなっていた。

「僕の机……」とボソッと呟やいた。

「お前の居場なんてあったの? 」と言いいつものいじめっこが耳元で囁いた。

 それから一週間後、僕は不登校になったと言うよりさせられたがあっているのかもしれない。家で毎日ネットゲームに費やした。

『FF』や『戦闘ゲーム』、『ヲタクゲーム』に『二次元ゲーム』に熱中し一日を過ごしていた。

 一ヶ月後僕はネットで知り合った女の子とある約束をした。

『親や友達、担任には秘密で二人で何処か遠くの街へ行こう! 』と言う約束だった。

 うちの親は共働きで帰りはいつも深夜十二時を超えていた。

 僕らの計画は順調だった。

 ある日、ゲームを開こうとしたら通報され開けなくなっていた。

 彼女にメールをしたところ「あ! それ私、あなたがウザくなったから」と返ってきた。

 僕は、現実でもゲームの世界でもいじめられ『死ね』と言われた。

「僕は、生きている資格がないんだ」と初めてその時感じた。

 そして、2021年9月4日親が仕事で居ない隙を見て家のベランダから空へと飛び立った。

 後悔はない。

『両親へ。今まで僕をこんなに大きく育ててくれてありがとう。僕は、学校でネットでいじめられだけど誰にも言えなかった。僕を許して欲しい。

圭人』

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 愛って…早く、言わないと悲しい、究極の酷く悲しい嘘になってしまったりするんですね。
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