SPECIAL 『七夕 THE談会 ~2020~』※メタ注意
真古都「はい、どうもー。『エデン』の監督兼コーチの鳳来院 真古都やでー」
和花「…………」
真古都「あれ、どないしたん?」
和花「いえ、なんなんデスカ、これ?」
真古都「なんなんって、タイトルに書いてあるやないの。『七夕 THE談会 ~2020~』※メタ注意やで」
和花「……だからそれについて聞いてるんデスヨ」
真古都「今日は七夕やろ? せやから、特別に作品について作者はんに色々と聞いてみようっていう形式でこういう座談会の席を設けたんやって」
和花「まったくありマセンヨネ、繋がり」
真古都「まあまあ、細かいことはええやないの。せっかくうちら二人きりで話せる貴重な機会をもろうたんやし。楽しまんともったいないで」
和花「そういえばミー達はまだ本編では会ってマセンネ。それなのに、なんでこの二人が選ばれたんデショウ?」
真古都「ちゃんと聞いてきとるで。まず和花はんは、単純に書きやすいからやって」
和花「まあ、基本的にミーのセリフって敬語の語尾部分をただカタカナにしてるだけデスカラネ。鳳来院サンは?」
真古都「書きにくいからやって」
和花「……はい?」
真古都「京都弁キャラってな、作者はんにとってめっちゃ書きにくいんやって」
和花「えっと……、書きにくいのに選ばれたんデスカ?」
真古都「本編で出す前に、一度別の場所で書いて慣れときたいっちゅうのが、うちが選ばれた理由らしいで」
和花「ああ、なるほどデス。でも京都弁のキャラって書きやすそうな気もしマスケド」
真古都「うちもそう思うんやけどな。まだ京都弁に慣れてへんのやって」
和花「ミー達の作者サンって、慣れてない方言のキャラを書きたがりマスヨネ。別の作品なんか土佐弁の主人公を登場させてマシタシ」
真古都「あれは厳密には土佐弁やあらへんけどな。方言自体は好きなんやけど、それを使いこなせへんっていつも嘆いとるなぁ」
和花「ただでさえ遅筆なのに……、バカデスネ」
真古都「ところで、和花はんまだ自己紹介してへんのやあらへん?」
和花「ああ、そうデシタネ。まあ、リストの一番上の自己紹介のところを見ていただければおわかりになると思いマスケド。ミーは夢咲 和花デス」
真古都「今日は読者の皆はんが疑問に思っとるやろうことを、うちら二人が答えていくで」
和花「……思っとるやろうこと? クエスチョンを募集したりはしなかったんデスカ?」
真古都「あっはっは。和花はんはおもろいこと言うなあ」
和花「……え?」
真古都「うちらみたいな日蔭もんが募集をかけたところで、質問なんか集まるわけないやろ」
和花「だったら最初からこんな企画やらなければいいじゃないデスカ……」
真古都「まあ、作者はんも色々と言いたいことが溜まっとるんやろ」
和花「そういう独り言はカクヨムの近況ノートとか、なろうの活動報告を使えばいいじゃないデスカ」
真古都「作者はんもそう思っとったらしいんやけどな。全然読まれへんのやって」
和花「あー、まあ作品にしか興味ない人はそういう場所には立ち寄ってくれマセンヨネ」
真古都「じゃあ、和花はん。そこのはがきを適当に読んでくれへん?」
和花「あ、今日はそういう感じなんデスネ……。えーっと。『なんで急に第1部・第2部って分けたんですか?』。…………え、これもデスカ? 『なろうの間章、カクヨムの間章2が5章になってるのはなぜですか?』」
真古都「あー、それな。作者はんは本来、この作品を十万字程度で終わらせる予定やったらしいんよ」
和花「一つ目の質問は、予想以上にお話が伸びてしまったからわかりやすく分けたっていうことデスネ。二つ目は?」
真古都「当初の構想よりも話が長くなってしまったからやって」
和花「……計画性なさすぎじゃないデスカ?」
真古都「作者はん、詳細なプロットは用意せずに書き始めるからなあ。仮にあっても書いている内にどんどん筋を変えたがるし」
和花「そんな赤裸々に語って大丈夫なんデスカ?」
真古都「ん、なんで?」
和花「この作品って、コンテストに応募してマスヨネ? もしも審査員の方に今のを聞かれたら、かなりの悪印象を持たれそうな気がしマスケド」
真古都「それは別に気にせんでええよ。どうせ審査員の皆はんは、10万字ぐらいしか読まへんから」
和花「……四捨五入したら、まだこの作品10万字じゃありマセンデシタカ?」
真古都「そんないらん心配しとらんで、次行こ」
和花「はあ、わかりマシタ。じゃあ、次は……『いつになったら6章(予定)を書き始めるんですか?』。これはカクヨム読者の方を想定した質問デスネ」
真古都「ああ、あれな。ずっと放置して、一向に手を付ける気配あらへんもんな」
和花「しびれを切らしてる人もいそうデスヨネ」
真古都「もっとも読者はんは圧倒的になろうの方が多いし、その存在も知らん人も多そうやな」
和花「大体割合としてはどんな感じなんデスカ?」
真古都「ええと作者はんからもらった資料によるとな。なろうとカクヨムで大体5:1ぐらいやって」
和花「へえ。なろうの方がやっぱり読者サン多いんデスネ」
真古都「せやなあ」
和花「で、質問の件なんデスガ。いつになったら書くんデスカ、6章(予定)……あらすじの後半部分は」
真古都「未定、らしいで」
和花「……は?」
真古都「他にも書きたいことが思い浮かんでてな。それを今は整理中なんやって」
和花「ちょっと待ってクダサイ。『思い浮かんで“て”』ってどういうことデスカ?」
真古都「さすが和花はんやなあ。たった一字の違和感を逃さへんなんて」
和花「いいから答えてクダサイヨ。まさかプロット、できてないんデスカ?」
真古都「最近、作者はんな、好きな言葉ができたらしいんや」
和花「はい?」
真古都「『明日は明日の風が吹く』やて」
和花「……つまりその日の思い付きで書いてる、と」
真古都「うちは渡されたもんを読んどるだけやさかい、真実は作者はんのみぞ知る、や」
和花「透けて見えるんデスヨ、事情が……」
真古都「まあ、30万文字になるまでにはあらすじの最後まで書き切るつもりらしいで」
和花「30万文字って、当初の予定の3倍あるじゃないデスカ」
真古都「せやねえ。さ、これでこの質問はもうええやろ。次はなんや?」
和花「ああ、はいはい。『なんでなろうとカクヨムの両方に投稿してるんですか?』」
真古都「最初な、この作品はカクヨムだけに投稿されてたんや」
和花「……ああ、あの地獄の4万文字デスカ」
真古都「投稿当初は1章でいきなり4万&3万文字の洗礼を読者の方に浴びせたんやな」
和花「でも確か、その作品のPVが意外と伸びたんデスヨネ?」
真古都「作者はんの他の作品と比較して、な。それでこれはいけると思うてなろうに分割したもんを投稿して、それがカクヨムに反映されて今に至るんよ」
和花「投稿されて1ヶ月程度しか経ってないのに、なんか色々歴史あるんデスネ」
真古都「歴史って言えるほど、大層なもんでもないけどなあ。さてと、そろそろ時間やし最後のコーナーにうつろか」
和花「最後って……まだ二つ目デスケド」
真古都「仕方ないやろ、作者はんから言われた企画が二つしかあらへんやもん」
和花「まあ、真古都サンを責めても仕方ないデスネ……。で、その二つ目の企画は?」
真古都「ここに短冊あるやろ? これにうち等が書いたもんと作者はんに託されたんをそこの笹に吊るすんやて」
和花「おお、七夕の日らしくていいじゃないデスカ」
真古都「じゃあ、早速書こか」
(二人が短冊を書いている……)
和花「できマシタヨ」
真古都「うちもできたで」
和花「じゃあ、いっせいので見せマショウ」
真古都「おもろいやないの、ええで」
和花「じゃあ行きマスヨ」
和花&真古都「いっせーの!」
(二人が互いの短冊を見せ合う)
和花「……すみマセン。真古都サンの字、達筆で読めないんデスケド」
真古都「ああ、かんにんな。これはな、『うちの出番が増えますように』って書いてあるんや」
和花「……それは、そのー。……切実デスネ」
真古都「ほんま、和花はんはええねぇ。メインヒロインっちゅうだけで出番がぎょうさんもらえるんやから」
和花「ま、真古都サンもその内たくさん出れマスヨ。……多分」
真古都「ふふっ、慰めてくれるんやな。おおきに。……和花はんのは」
『セリカサンのベビードール姿を見てみたいデス』
真古都「……セリカはんちゅうのは、田斎丹はんの……」
和花「イエス、女装姿デス。とっても可愛いんデスヨ!」
真古都「でも、裸になったら殿方やで?」
和花「いえ、生流サンならきっと、下着でも女の子になることができマス! ミーは信じてマスカラ!」
真古都「そか、がんばりぃや」
和花「センキューデス! で、作者サンの短冊は?」
真古都「それはここに……って、あれ?」
和花「……どうしたんデスカ?」
真古都「いやな、確かにここに置いておいたはずなんやけど……」
和花「ま、まさか、なくしたんデスカ?」
真古都「そうみたいやねえ。ま、その内出てくるやろ」
和花「……7月7日過ぎてから出てきても、意味ないと思うんデスガ……」
真古都「んじゃ、今回のTHE談会はここまでや」
和花「……目立ったハプニングはあったけど、最後までやり通せマシタネ」
真古都「一回目やし、多少のミスはしゃあないやろ」
和花「……そういうもんデスカネ」
真古都「次回もあったらよろしゅうな。お相手は鳳来院真古都と」
和花「夢咲和花デシタ」
真古都「ほなさいなら」
「ところで、魔光サンって……」
「しっ、それは言うたらあかん」
『プロゲーマー女装がいつか、書籍化しますように』




