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HalloweeN ✝︎ BATTLE 〜僕が夢みた150年の物語〜  作者: 善法寺雪鶴
仲間を探しに
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生死

ヤギ耳にガスマスクを付けた女性との戦いを無事終えたビア。近くの棺の中で眠る椰鶴(やづる)達の身を案じながら、ホワリが迎えに来てくれるのを待ち続けていた。

 時計がないこの空間では、どれくらいの時が経ったのかも分からない。

 ただ、仲間の命が関わっているこの待ち時間は、とてもとても長く感じられた。


 2人は無事だろうか。


 ここにみんなを眠らせたまま様子を見に行くことは可能だが、その間に何人いるかも分からないHDFの誰かがここに来てしまうかもしれない。

 リスクを背負ってまでここを離れることは出来なかった。

 待つことしか出来ないからこそ、毒が充満しているこの部屋に居続けるのは恐怖との戦いでもあった。


 ホワリが授けてくれた紫の光を放ち続けている水晶が、唯一の心の支えだった。


 キィ⋯⋯


 扉の開く音が微かに聞こえた。

 誰かがこの施設に入ってきたことに違いなかった。


 腰掛けていた瓦礫からすぐさま立ち上がると、ここに入るために俺が壊した壁の先に現れるであろう誰かにすぐ対抗できるよう身構えた。


 入ってきた誰かに押されたであろうカーテンがフワリと揺れ、壁から少しだけ覗いた。


 来た。


「⋯⋯ビア?」


 見えない場所から聞こえてきたその小さな声は、聞き覚えのある声だった。


「⋯⋯ホワリか?」

「うん。どこにいるの?」

「壊れた壁の中にいる。」


 俺の名前を知っている辺りホワリで間違いなさそうだが、姿が見えていないためまだ声の主がホワリかどうかは判別がつかない。

 緊張が走る。


 数秒後、そこにいる者の姿をやっと目にすることができた。


「⋯⋯大丈夫?」


 壁から顔をのぞかせたその姿に胸を撫で下ろした。

 間違いなくホワリだった。


 ホワリの問いに答えようと思ったが、それよりも先にホワリの首を傾げ一点見つめる様子が視界に入った。


「あれが気になるか?」

「⋯⋯うん。」

「あの棺は俺のレガロの1つ。この世界に来てすぐにホワリに伝えた「状態を維持したまま眠らせるレガロ」だ。」

「じゃあ、あの中に?」

「あぁ。俺の仲間が眠っている。」

「そう。⋯⋯あの人は、HDFだね。」


 棺をじっと眺めていたホワリの視界には、床に横たわっているヤギ耳の女性が自然と映り込んでいたのだろう。

 調査をしていただけあり、すぐにHDFだと見分けがついたようだ。


「女性の体力は奪ってあるから、すぐには起きないはずだ。もし起きても通常のように活動することは困難だろう。」

「⋯⋯分かった。」


 頷いたホワリは、女性の近くへ行くと何かを小さく呟いた。

 その瞬間球体が女性を覆った。


「⋯⋯バリアか?」

「うん。頑丈だから簡単には壊れない。起きちゃうと連れていくの大変だから。」


 ホワリの答えに2つ疑問が浮かんだ。


「ホワリ、少しいいか?」

「何?」

「この女性、連れて行くのか?」

「うん。今既に出会ったHDFは全員捕まえて華紫亜(かしあ)達のところにいるよ。」

「そうか。それともう1つ。バリアに入ってたら女性を抱えるのが大変じゃないか?」

「大丈夫。」


 ホワリは3つの棺と女性を見渡せるように数歩下がると杖を向けた。


「ヴォレフロート。」


 魔法を唱えた途端、棺や球体が浮き上がる。


 なるほど、そういう事か。


「このまま連れて行くんだな。」

「うん。」


 ホワリの魔法の強度に感心しつつ浮かぶ棺を眺めていると、視線を浴びているように感じた。


「何かあったか?」


 目を丸くしているホワリの視線の先には、俺の首に掛けてあるネックレスがあった。


「⋯⋯ヒビ⋯⋯ねぇ、大丈夫だった?」

「あぁ。女性のレガロが1度掠ったが、その後も変わらず輝いていた。」

「そう⋯⋯それならいいんだけど⋯⋯。」


 不安そうな表情で俺のネックレスを軽く手に取る。

 あの時紫の輝きを放った水晶だが、今は落ち着いたのか元の色に戻っていた。


「ホワリ、気にしなくていい。その程度のヒビじゃ、ホワリの魔力を壊すことは出来なかったんだろう。今もこうやって守ってくれているのが証拠だ。心配してくれてありがとう。」

「⋯⋯そっか。」

「それに、仲間の1人が倒れる直前に出したレガロが、さっきまでここの部屋の毒を中和してくれてたんだ。」

「⋯⋯扇⋯⋯天狗の?」


 ホワリがここへ来る数分前。

 椰鶴(やづる)のレガロの効果が時間と共に消えたようで、パサリと扇が地面へ落ち、天井へと伸びていた木は消え去っていた。

 それでも俺の体力を回復するには十分すぎるくらいの時間だった。


「流石、よく知ってるな。あの棺の中に天狗の男の子がいる。その子のレガロのおかげで、倒れた3人の体内に入った毒を中和し続けてくれた。それだけじゃない。ホワリのこの水晶のおかげで毒に犯されていない俺は、女性と戦った時に使った体力が回復した。」

「⋯⋯凄いね。」


 棺へと目線を動かしたホワリは、かなり関心した様子を見せていた。

 医者の娘だからか、『回復』という言葉に敏感なようだった。


「それじゃあ⋯⋯待ち合わせ場所まで少し遠いから、外に出たら先に3人の解毒と簡単な回復だけしてもいい?」

「ありがとう。助かる。」


 確かにここの施設に来るまで距離があったように感じた。

 女性を閉じ込めた球体もある中、それに加えて3人を棺のまま運ぶにはかなり労力を必要とするだろう。

 先に出来るだけ回復させた方が、ホワリの負担が減るかもしれない。


 ただ、回復できるレガロを持ち合わせていないため、全てホワリ頼みになってしまうのが申し訳無かった。


「協力できなくて申し訳ない。」

「⋯⋯なんで?」

「ホワリにばかり、体力を使わせてしまう。」

「⋯⋯大丈夫。問題ない。それがわたしの仕事。」


 首を傾げていたホワリだが、俺の意図に気がついたのかほんの少し微笑んだように見えた。


「それに華紫亜達も待ってるから、戻ったらきっと手伝ってくれる。」

「華紫亜達⋯⋯ってことは、みんな無事だったんだな。」

「うん。先に集合場所に来てた。華紫亜のレガロでみんなほとんど回復してた。」

「そうか。優秀だな。」


 ここにいないメンバーが無事か気になっていたから、その報告が聞くことが出来て本当に良かった。


「みんなには回復魔法をかけてきた。外傷は完治してる。ただ、体力や機能の完治はわたし1人じゃ難しいから、今華紫亜を筆頭に、ヒショウ、椿(つばき)牡丹(ぼたん)が仕事をしてくれてる。」

「凄いな。治癒能力を使える者がそんなにいたんだな。」

「みんな、わたしが使えないレベルの回復のレガロが使えるみたい。私の魔法じゃ機能の回復が出来ない。だからいつもは簡単な回復に加えてわたしが作る薬を投与してた。でも、みんなのレガロの方が効き目が早そうだから、助かった。」


 13人中ホワリを含め5人も治癒能力を持ち合わせているという事実は、今後の長い戦いに光をもたらしてくれるだろう。


 早速ホワリが浮かせた棺と球体をゆっくりと移動させ始めた為、俺は隣に置いていた椰鶴の扇を手に取ると、ドアを開けるために先を急いだ。


 上手く角度を変えながら進んできた棺達は、無事にドアを抜けると地面に降ろされた。


「ドブレー・ラーノ。」


 棺の蓋がギィッと音を立てて開くと地面へと吸い込まれるように消えていった。


 ホワリは直ぐに3人の近くに立つと、地面と平行に持った杖を棺に向けた。


「⋯⋯レディーレ。」


 みるみるうちに3人の汗や呼吸が落ち着いて来たのが一目で分かった。

 これ程までに素早く回復出来るということは、余程強力な魔法なのだろう。


 3人が回復していく様子を良く観察していたホワリだが、突然手元をゴソゴソと動かし始めた。

 半歩後ろに立っている俺には何をしているのかよく見えない。


 何をしているのだろう。


 ホワリの動向を伺っていると、いつの間にか手に小瓶が握られていることに気がついた。


「それは?」

「解毒剤。」

「普段から持ち歩いてるのか?」


 俺の質問に対し首を横に振ると、ローブの片側を広げた。ローブの内側には異なるマークがいくつも描かれていた。


「紋章それぞれが、私の薬の保管庫に繋がってる。」


 ホワリが紋章を触ると、紋章から赤色の小瓶が1つ現れた。


「こうやって欲しい薬を必要な数取れるようになってる。」

「⋯⋯万能なローブだな。」

「大抵の人はローブに直接必要な瓶や道具をベルトで付けてる。それだと数が限られるから、改造してこうやって取り出せるようにした。戻すことも出来る。」


 先程取り出した赤色の小瓶を紋章の前にかざすと、一瞬でホワリの手元から消え去った。


「ホワリが自分で改造したのか?」

「うん。その方が早いから。」

「なんでも出来るんだな。」

「⋯⋯お母様がいろいろ教えてくれた。」

「良いお母様だな。」


 今度は縦に首を振ったホワリ。医者である自分の母をかなり尊敬しているということが伝わってきた。


 眠る3人の目の前で話をしていたからだろう。

 椰鶴がゆっくりと瞼を開けた。


「椰鶴、俺が分かるか?」


 真っ直ぐと空を見つめていた虚ろな瞳は、俺の声を聞くと生気を取り戻し素早く俺を見つめた。


「⋯⋯ビア⋯⋯なんで?」


 ここに俺がいるとは夢にも思っていなかったからだろう。

 眉をしかめつつ身体を起こした。と同時に、俺の隣に移った視線が険しいものへと変わった。


「誰。」

「この子は「マジック」のガーディアンをしているホワリだ。」


 俺の紹介を聞いたホワリは静かにお辞儀をした。

 どこからどう見ても敵意まみれだった椰鶴の視線が友好的な視線に変わった。


「ふーん。あんたがガーディアンか。俺は椰鶴。見ての通り天狗。」

「⋯⋯じゃあ、貴方が?」

「⋯⋯何が?」

「あぁ。迷路の中に合った木の事だ。」

「木⋯⋯?」


 俺達から視線をズラした椰鶴。気を失う前のことを思い出しているのだろう。


「あー⋯⋯ 紅葉傘か。」

「椰鶴のおかげで、3人共症状が悪化せずにすんだんだ。」

「⋯⋯そっか。」


 椰鶴の表情が穏やかになったように見えた。

 倒れる直前に出していたレガロだ。

 効果があったことに安堵したのだろう。


「今はホワリが治癒魔法を使ってくれたから、消耗した体力も戻っているだろう。」

「でもまだ全快してないから、これ飲んで。」


 差し出された小瓶を受け取る椰鶴だったが、その色にまた眉をひそめた。


「これを?」


 かなり濃い紫の液体だ。解毒剤と知っている俺でさえ一瞬飲むのを躊躇う程の色。

 解毒といいつつ毒がありそうだ。


「解毒剤。」

「⋯⋯死なねーよな。」

「大丈夫。」


 「マジかよ」と呟き顔を顰めながらも小瓶の栓を抜くと、口元へ近づけた。

 1口で飲めてしまう量だからか、液体が一瞬で椰鶴の口内へと消えていった。


「っ!」

「大丈夫か?」


 味わうようなものでもない為すぐに飲み込んだはずだが、それでも口内に味が残ってしまったのだろうか。

 口元を抑え一点を見つめている。


 数秒後、「はぁ⋯⋯」と深く息を吐くと、ホワリを睨んだ。


「これなに?」

「?解毒剤。」

「知ってるわ。そうじゃねーよ。これ、普通の解毒剤じゃねーよな。」

「⋯⋯普通の⋯⋯。」

「俺、前に売ってる解毒剤飲んだことあんだよ。こんなに奇妙な味しなかった。これ、変なもん入ってるだろ。」

「⋯⋯あぁ、そっか。」


 ホワリは椰鶴の言いたいことが分かったらしい。

 うんうんと頷くと、先程解毒剤を出した紋章に再度触れた。

 今度は小さい紙が1枚出てきた。


「どうぞ。」


 受け取った紙を見た瞬間に「げっ」と声を出した。


 何が書いてあるのだろう。


「⋯⋯蛇、蜂、トリカブトって⋯⋯全部毒だろ。」


 どうやら、紙は解毒剤に使用されている成分が書かれていたらしい。

 椰鶴の言葉通りなら、間違いなく使われているものは毒だ。


「毒には毒をぶつけるのが1番効く。もちろんそのままじゃダメだけど。」

「⋯⋯この短時間で動悸も感じなくなった。確かに効き目は他のどの薬よりもいいと思う。」

「ありがとう。」


 ホワリに紙を返却しながらも椰鶴は不服そうな顔をしていた。

 効き目は良くても自分が飲んだ物が毒だったという衝撃が拭えないのだろう。


 そんな事をしている間に、他の2人にもホワリの魔法の効果がしっかりと現れたようだ。


「んー⋯⋯よく寝たにゃ〜⋯⋯。」

「起きたな。」

「ビア、なんでここにいるんだ?」

「ほんとにゃ!!ビアがいるに⋯⋯にゃ!?女の子がいるにゃ!!!」

「⋯⋯その子は?」


 起床後すぐに元気いっぱいな吉歌(きっか)と、やはり冷静なランド。

 先程と同様に紹介をすると、吉歌はとても嬉しそうにホワリの手を握りぶんぶんと振った。

 突然の出来事に困っている様子のホワリ。

 椰鶴がいつも通り辛辣に止めに入ると、吉歌もいつも通り可愛らしい怒り方をしており、ランドは頭を抱えていた。


 良かった。思ってたよりもみんな元気そうだ。


 ホワリから解毒剤を受け取り飲み干すと、しっぽがピンッと立ち毛を逆立てた吉歌。今にも泣きそうな表情を見せている。


 口に合わなかったんだな。


 それに対し全く動揺しないランド。理由を聞くと、「匂いで何が入ってるか分かった。毒で打ち消すとも言うからな。」と素晴らしい解答を披露した。

 「いい薬だな。」と呟いたランドの言葉がホワリの耳にも届いたのだろう。少しだけ口角が上がっていた。




 無事に解毒を完了した俺達は、集合場所へと向かうことにした。


「そいつ、連れてくのか?」

「カプラって人にゃ!!今気づいたにゃ!!」

「そんな奴ほっとけばいいだろ。」


 この女性、カプラって名前だったんだな。

 あれだけ関わる時間があったにも関わらず、お互いの名前は知らないままだった。


「⋯⋯ポリシアンの所へ連れていく。」

「なるほど。なら拘束したままがいいな。」

「なんでにゃ?なんでポリシアンにゃ?」

「結構手馴れてたし、過去に巻き込まれた人達がいるんだろ。」


 理解の早いランド。

 ホワリの説明よりも先に吉歌の疑問に答えたため、ホワリはうんうんと頷いていた。

 3人が納得してくれたため、ホワリは早速バリアを浮かすと歩き出した。


「そういえば、どうして2人がここにいるんだ?」


 解毒の前、椰鶴とランドに質問されていたが、どちらのタイミングでも質問後にホワリの存在に気が付き紹介をしたため答えることが出来ていなかった。


「一旦合流するために病院から出たんだ。そしたらどこにも姿が見当たらない代わりに招待状が落ちていた。この招待状に関してはホワリがよく知っていた。何とかここに入ろうと、ホワリが解除魔法を唱えてくれたんだ。そのおかげで今ここにいる。」

「華紫亜くんも一緒にここへ?」

「あぁ。」

「じゃあ、集合場所で怪我人の対応してるんだな。」

「そうらしいな。」


 華紫亜と付き合いの長いランドは、華紫亜が回復に関係するレガロが使えることを知っていたのだろう。


「ホワリ達はその招待状?から入ってきたにゃ?」

「うん。」

「吉歌達は、突然ピカッ!って光って、眩しいにゃ!って思ったらここにいたにゃ!」

「⋯⋯?そう。」

「解除魔法なんて凄いにゃね〜!」

「ありがとう。」


 こちらではもう既に吉歌が距離を詰めていた。吉歌の勢いに押されているホワリだが、嫌な様子は見せていなかった。


「2人とも、来てくれてありがとにゃ!」

「ビア達が来なかったら、俺達は死んでたかもしれない。」

「間違いねーな。」


 ここは望んで訪れた地ではない。下調べなどしていない全く見知らぬ土地で、HDFの思うがままに翻弄されていたのだろう。

 3人の様子から、生きるか死ぬか賭けるしかないような緊迫した状況だった事が安易に想像できた。

 ただ、3人を含めここへ迷い込んだ全員が、生と死の狭間を必死にもがいていたんじゃないかという事も、同時に想像ついた。


「3人の言う通りだな。ホワリ、ここへ来る手立てを見つけてくれて本当にありがとう。」

「見て見ぬふりは出来ないから。」


 集合場所でも回復処置を行っているのであれば、全員が集まった時点でHDFの面々を連れて元の場所へと帰ることが出来るかもしれない。

 ホワリも早くおじいさんの元へ戻りたいだろう。


「このままいけば、時間内に戻れそうだな。」

「うん。」


 安堵の空気が流れ始めた時だった。


 ドンッ!!


「にゃ!?」

「なんだ?」


 下から突き上げられるような地鳴りが俺達を襲った。


「地震じゃねーな。」


 揺れたのはたった1回だった。椰鶴の言う通り地震ではないだろう。

 それじゃあこの揺れは?


「⋯⋯あれ、見て⋯⋯!」


 ホワリが空を指さしている。

 俺達はホワリの示す先に一斉に視線を動かした。


「なんだ、あれ⋯⋯。」


 木々の間から見える動く観覧車とコースター。

 それは俺達の知っている物では無い。


 それらはまさに生きているかのように、ゴンドラを飛ばし、勢いよく空を駆け巡っていた。

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