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HalloweeN ✝︎ BATTLE 〜僕が夢みた150年の物語〜  作者: 善法寺雪鶴
仲間を探しに
12/77

2人で1つ


 入り組んだ道を進み続けると、森の景色がどんどん雪化粧に染まっていった。

 そして、真っ白な森を抜けるとそこは銀世界の広がる雪の街「ネーヴェ」だった。


 「ネーヴェ」に着くと、早速問題が発生した。


「寒いにゃ寒いにゃ寒いにゃぁあぁああぁあ!!!」


 一一そう、『寒い』のだ。

 ただ寒いのではない。この寒さは産まれてから一度も体験したことの無い寒さであり、痛みを通り越してもう感覚がゼロである。


 吉歌(きっか)は、自分の街の冬の寒さと比べ物にならない寒さに理解が追いついていないようだ。


「え?なんでこんなに寒いんだ?殺す気か?」


 グレイに至っては寒すぎていつもの覇気がなくなり冷静になりすぎている。


「ミオラは寒くないにゃ!?」

「蛇の力かしらね⋯⋯貴方達よりはマシよ⋯⋯。」


 ミオラは見るからに誰よりも薄い服を着ている。蛇が巻きついているとはいえ、正直見ているこっちが寒い。


 そしてヒショウは目をつぶり手を合わせていた。ほとんど動かないヒショウに雪が降り積もっている。

 ふむ⋯⋯これはいつしか見聞きしたことがある。確か日本の話だったか⋯⋯。


「あぁあれか。地蔵みたいだな。」

「ビ、ビア⋯⋯?さ、寒すぎて、手をこすってたら、動かなくなったし、目も開かない、助けて。」

「⋯⋯悲惨だな⋯⋯。」


 何か出来ることはないかと、ヒショウに降り積もった雪を払った後俺が身につけていたマントをヒショウの肩にかけた。


「大丈夫か?これで少しはマシになるといいが。」

「ごめんね⋯⋯ありがとう、ビア。このマント凄く暖かい。」

「そうか。少しでも役に立てたならよかった。」


 そんな俺達の様子を見ていた3人はというと⋯⋯


「ね、猫は寒さに弱いにゃ、暖かいお家に入りたいにゃ⋯⋯死んでしまうにゃ⋯⋯グ、グレイは大丈夫にゃ?」

「話す気力がねぇ。」

「はぁ⋯⋯。あなた達はこれで我慢しなさい。幾分かマシでしょう。」


 そう言うと、ミオラは蛇を伸ばして2人に巻きつけた。


「すっげー!!あったけー!!!」

「蛇さん凄いにゃ!!!」


 こちらはこちらで何とか対策を練っているようだ。

 しかし、このまま暖を取ることを優先している状態だと、まともにガーディアン探しをすることは出来ないだろう。


 森を出てすぐの場所にいるため、周りに家や暖を取れそうな場所はない。

 どうするべきか悩んでいた時だった。


「あの、すみません。」


 何処からか声をかけられた。

 声のした方を見ると、青色の瞳と水色の髪が景色に映えるとても綺麗な少女が立っていた。


「なにかお困りですか?」

「あぁ⋯⋯用事があって来たんだが、予想以上に寒くて動けなくてな⋯⋯どうするか考えてたところだ。」


 俺の返事を聞いた少女は、ニコッと笑った。


「ふふっ。そういうことでしたか。確かに皆さんの服装だと、この街の寒さに堪えるのは難しいでしょうね。ここは国一番寒い街ですから。」

「国一番!?知らなかったにゃ!!」

「猫娘さんの街はお隣ですから、この街の影響で冬に寒波が来ませんか?とても寒くなるとお聞きしたことがありますが⋯⋯。」


 吉歌はじっと一点を見つめて考え始めた。

 そして、何かを思い出したかのようにハッとした表情をした。


「寒波が来るのは知ってたけど、寒波が来てる時は家に篭もってコタツでぬくぬくしてたから実際の寒さは知らなかったにゃ!!」


 それを聞いて俺は納得した。

 実際に体感したことなかったから、「冬が寒いって聞いたことがある」って言ってたんだな。


 吉歌の答えに目を丸くした少女だったが、すぐに微笑むとある提案を持ちかけてきた。


「もしご迷惑じゃなければですが、私の家に一度いらっしゃいませんか?ここから近いですからすぐ暖まることができますし、この街へ来た目的を教えて頂ければ協力致しますよ。いかがですか?」

「いいのか!?」

「行くにゃ!!お家行くにゃ!!」

「た、助かります⋯⋯。」


 少女の提案に即乗ったのはグレイ、吉歌、ヒショウの3人だった。

 ヒショウは寒さで頭が回らなくなっているのか、寒さに女性恐怖症が負けたのか、少女のことをしっかりと見つめている。


 3人が口を揃えて言った上に吉歌とグレイが手を握りしめてきたため、少女は驚きつつもふふっと笑った。


「えぇ、もちろんです。」


 考える間もなくどんどん事が運ぶ中、俺とミオラは顔を見合わせた。


「貴方、ご家族とかもいらっしゃるでしょう?突然こんな人数が押しかけたら迷惑じゃないかしら?」

「俺達にとっては有難い提案だが、君の方は大丈夫なのか?」


 それを聞いた少女は一瞬悲しそうな表情を浮かべたように見えた。

 しかし、すぐに笑顔で答えた。


「家族は私と兄のみです。兄もきっとお客様が来ることを喜ぶはずですから。」


 そう言うと、少女は早速俺達を家まで案内してくれた。

 俺とミオラはもう一度顔を見合わせたが、「とりあえず行きましょう」と言い歩き始めたミオラに続き、俺も少女の後ろを着いて行くことにした。




「お兄様、ただいま戻りました。」


 玄関に入り少女が声をかけると、中から可愛らしい少年がでてきた。


「おかえり、牡丹(ぼたん)⋯⋯誰。」


 少年は少女の後ろにいる俺達に目を向けると、訝しげな表情を浮かべた。


「こちらは森の前で困っていた方達です。凍えていてとても寒そうにしていましたから。」


 俺は少女に続いた。


「突然押しかけてしまい申し訳ございません。「ネーヴェ」へ用があってきたのですが、想像以上の寒さに何も出来なくなってしまいまして⋯⋯。そんな所を声をかけて下さったので状況を伝えたところ、一旦こちらで暖まって行かないかという提案をして頂きました。もしよろしければお邪魔してもよろしいでしょうか?」

「⋯⋯牡丹が連れてきたんだから危険な人ではないと思うし⋯⋯そこにいても寒いだけだから、とりあえず上がったら?」

「ありがとうございます。」


 一瞬嫌そうな顔をしたが、一旦家へ上げてもらえることになった。



「あったけ〜!」

「やっぱ室内は違うにゃ!天国にゃ!」

「⋯⋯お茶、どうぞ。」


 少年は湯呑みに入ったお茶を持ってくると、コタツに入り温まる俺達の目の前に1つずつ置いていった。


「ありがとうございます。突然押しかけたのにお茶まで出して頂き申し訳ございません。」

「いや⋯別に。というか、そんなにかしこまらなくていいから。」


 お盆を置き座りながらそう少年は言う。

 よく見るとこの少年と隣に座っている少女は似ている。やはり血の繋がった兄妹だと雰囲気や表情が似るものなのだろうか。

 2人とも容姿端麗で美男美女兄妹と言ったところだ。


「ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかしら?」


 ミオラはお茶を一口飲むと湯呑みを置きながら言った。


「会った時から思っていたのだけれど、貴方達はそんな薄着で寒くはないの?」


 そう言うミオラも薄着度合いは全く負けてないが、2人は羽織を着用せず過ごしているため薄着に見える。

 少女は薄い水色に椿柄の着物を、少年は青地に牡丹柄の着物を着ている。

 見た目も配色も寒そうだ。


「はい。産まれてからずっとこのような格好ですから慣れてるんです。それに、この街に産まれたということは寒さに特化した妖怪ということですからこの環境を苦に感じたことはないですよ。」


 少女は微笑みながら言った。

 「ネーヴェ」に産まれた妖怪なのだから、確かに寒さは味方なのだろう。


「なるほど。確かにその通りよね。教えてくれてありがとう。ところで、貴方達は何の妖怪なの?」


 この2人は、見た目が至って普通の人間と変わらないため妖怪なのかさえ判断し難い。

 「ネーヴェ」は雪の街だ。きっと雪に関係する妖怪だろう。

 羽根などは生えてないため妖精の類では無いことは予想が着くが⋯⋯


「ご挨拶が遅れてしまってすみません。私は牡丹といいます。そしてこちらが私の双子の兄、椿(つばき)です。雪男と雪女です。」

「雪男と雪女か!そりゃ見た目じゃ分かんねーわ!」


 そう言いケラケラと笑うグレイを他所に、驚いた表情をしていた吉歌は2人に食ってかかるかのように質問を投げかけた。


「えっ!?2人は双子なのかにゃ!?」

「はい、そうなんです。」

「兄妹かと思ってたにゃ⋯⋯双子だったんにゃね⋯⋯。」

「よく言われる。」


 男女だからか瓜二つとまではいかない容姿のため、双子だという事実に俺達は驚きを隠せなかった。

 それに対して2人は『似てない』と言われることに慣れているようだった。


「双子の兄妹か。いいな、そういうの。俺は兄弟がいないから羨ましい。」

「⋯⋯あんた、吸血鬼?」

「あぁ。挨拶がまだだったな。俺はビア。見ての通り吸血鬼だ。」


 俺が自己紹介を始めると、他の4人も続いて自己紹介を始めた。


「お、俺はヒショウです⋯⋯透明人間です⋯⋯。」


 ヒショウは体が温まり余裕が出てきたのか、女性恐怖症が蓋を開いてしまったようだ。声が消え入りそうになっているため、透明人間という単語がかなり聞き取りにくかった。


「俺はグレイだ!「スティッチ」から来たフランケンって種族だな!」

「私はミオラ。「サーペント」から来たメデューサよ。」

「吉歌にゃ!化け猫にゃ!」


 残りの3人も自己紹介を終えると、それを聞いていた2人が疑問をぶつけてきた。


「⋯⋯あんた達何でこの街に来たの?全員薄着で、この街の対策ゼロ。旅行者なら普通準備してくるでしょ?トレジャーハンターにも見えないし⋯⋯。」

「あ、私からもお聞きしたいことが。皆さんはどういうお仲間さんなのですか?全員違う街からいらっしゃってるようですが⋯⋯。」

「あぁ、まだ言ってなかったな。」


 俺はここに来た経緯を全て話した。


「それで、この街の名前が書物に記載されていたからこの街のガーディアンを探しにやってきた所だ。もしガーディアンについて何か知っていることがあれば教えて欲しい。」


 2人は顔を見合わせ不安そうな表情を見せた。


「ビア。そのガーディアンはビアを含めて合計15人で間違いない?」

「あぁ。ファニアス様からは15人と言われている。」

「そうですか⋯⋯あの、ビアさんが持っているその書物を見せて頂くことは可能でしょうか?」

「それは構わないが⋯⋯。」


 何故書物が見たいのか俺には分からなかったが、何か情報の足しになればと思い書物を牡丹に渡した。

 2人は書物に目を通すと、こちらに聞こえない声で相談をし始めた。


「ビア⋯⋯何かあったのかな?」

「うーん⋯⋯。」


 2人の動向を眺めていることしか出来ない俺達は静かに2人を待っていた。

 そして数秒後、2人は顔を上げた。


「ビアさん。こちらの書物を貸して頂き誠にありがとうございました。」

「あぁ。何か分かったか?」


 牡丹が椿の顔を見ると、椿が軽く頷き口を開いた。


「さっき、ファニアス様から14人の仲間を集めろという命を受けたって言ってたよね。」

「その通りだ。」

「じゃあ、どうして書物には13の街の名前しか書いてないか分かる?」


 それを聞いた4人は一斉に俺の方を見た。


「14人の仲間を集めるのに13しか街ねーの!?」

「ファニアス様の手違いかしら⋯⋯。」

「なんでにゃ!?どうしてにゃ!?」

「ビアは何か知らないの?」

「実は俺にも分からないんだ。まぁ、これは俺の予測だが、もしかしたらどこかの街のガーディアンは2人いるんじゃないだろうか。」


 「ガーディアンって1人じゃねーの!?」と混乱しているグレイや吉歌達を他所に、俺の言葉を聞いていた椿と牡丹が嬉しそうな顔をしているのが視界の端に映った。


「ビア。」


 椿の声にこの場にいた全員が椿の方を見た。椿はニコッと笑った。


「あんたの考えは間違ってない。この街⋯⋯「ネーヴェ」のガーディアンは2人いる。それが俺と牡丹だ。」


 椿の笑顔は俺達がここにきてから初めてだ。その笑顔は隣で微笑んでいる牡丹の顔にそっくりだった。

 突然見せた笑顔に驚くと共に、目尻を下げ笑う椿の笑顔が牡丹の微笑みとそっくりな事実にやっぱり双子なんだなと納得していると、今まで黙りこんでいたグレイと吉歌が同時に叫んだ。


「お前らガーディアンなのか!?」

「え!?ふ、2人がにゃ!?」


 声の大きさに椿と牡丹、ヒショウが同時にビクついた。それに対してミオラは、


「貴方達⋯⋯声の調節が出来ないほどお馬鹿なのかしら⋯⋯?」


 ⋯⋯キレていた。蛇がうねって2人に伸びている。

 グレイは全力で土下座をし、吉歌は抱きつきながら謝罪をし、必死に怒りを収めているようだ。

 苦笑いしか出来ない俺とヒショウに対し、椿と牡丹はこの様子を見て笑っていた。


「お兄様、この方達と国のために戦うのなら楽しそうだと思いませんか?」

「そうだね。この人達になら着いて行ってもいいかもしれない。」


 そう聞こえてきた言葉に、俺達は一斉に2人に対して視線を向けた。

 すると2人は姿勢を正した。


「よければ俺達2人を仲間にして欲しい。」

「この街のガーディアンですから、ちゃんと協力できる自信があります。」

「よろしくお願いします。」


 2人同時に頭を下げながらお願いされた俺達の意見は相談せずとも決まっていた。


「もちろんだ。」

「やったな!一気に2人も仲間が増えたぞ!」

「嬉しいにゃ〜!」

「頼りにしてるわよ。」

「よ、よろしく⋯⋯。」


 俺らの返事を聞くと2人は嬉しそうに笑った。


「あぁそうだ。出かける前に挨拶をしてきてもいいか?」

「挨拶?」

「はい、両親にです。」


 両親という言葉を聞いて違和感を覚えたのは俺だけではなかったようだ。


「牡丹ちゃん。さっき、家族は兄だけって言ってなかったかしら?」


 ミオラが聞くと、牡丹はやはり悲しそうに笑った。椿はそんな牡丹の様子を見て少し目を瞑った後、スクッと立ち上がった。


「着いてくれば分かるよ。」


 そう言い歩き出した椿の後を急いで牡丹が追いかけた。

 俺達も立ち上がると2人の後ろを着いて行った。



 少し歩くと椿は立ち止まり、目の前の襖を開けた。

 その先には周りに花が飾ってある大きな仏壇が1つ置いてあった。


 それを見た俺達はすぐに意味を理解した。


 そうか⋯⋯2人の両親は⋯⋯。


 俺達が襖の前で立ちすくんでいると、部屋の中に入っていた2人が手招きした。


「どうぞ。」


 言われるがまま中に入り襖を閉めると、椿が淡々と話始めた。


「これが俺達の両親。父さんと母さんは俺達が幼い頃殺された。」


 仏壇を見つめながら静かに言う椿と、椿の横で下を向いている牡丹に胸が苦しくなった。


「⋯⋯ごめんなさいね。辛いこと、思い出させるようなことしちゃって。」


 ミオラがそう言うと、椿が振り向いた。


「いや、あんた⋯⋯ミオラは何も悪くない。謝る必要もない。一緒に戦う仲間に秘密にしておくなんて失礼だから。」


 椿が牡丹を抱き寄せた。牡丹は涙を流しているようだ。


「父さんと母さんは俺達を守るために殺された。正直当時のことは思い出したくない。でも、それを乗り越えないと俺達は生きていけない。だから今度は俺達が国を守る番だ。両親に守ってもらったこの体で国を守る。きっと、父さんも母さんも喜んでくれる。俺達は父さんと母さんが見守ってくれてるってそう信じてるから。」


 牡丹は涙を拭いながら言った。


「お母様がガーディアンで、お父様が補佐でした。そんな2人から産まれた私達は最強の双子だと言われていました。そしてお父様とお母様が亡くなった後は私達2人がガーディアンをしています。お父様とお母様のような被害者がもう出ないよう、両親から与えられたこの力とガーディアンという仕事に誇りを持って日々戦っています。」

「だからこそ、今回ファニアス様に与えられたこの試練は偶然じゃなくて必然だったんじゃないかって思う。俺達は国を守るために生きているって。」




 2人の言葉を聞いた俺達5人は一旦部屋を出た。そして、部屋の前で2人を待つことにした。


「⋯⋯失礼なことしちゃったかしら⋯⋯。」

「いや、そんなことねーよ。」


 落ち込むミオラに声をかけたのは意外にもグレイだった。


「実はな、俺も幼い頃に父ちゃん亡くしてんだ。病気だった。父ちゃんがいないのは悲しい。でもな。」


 グレイはミオラの前に立つと笑顔で言った。


「『グレイはきっとこの世界で一番強い男になれるぞ。だって、俺の息子だからな。』そう父ちゃんに言われたことは今でも覚えてるし一生忘れねー。俺の父ちゃんは俺のここでずっと生きてんだ。」


 グレイは手を握りしめると自分の胸を叩いて見せた。


「あいつらも言ってただろ?両親が見守ってくれてるからって。俺達みたいに大切な人を亡くした奴らにとって、その大切な人はずっと心で生きてるんだ。だから、大丈夫。あいつらも根に持ったりはしねーよ。乗り越えないといけないって自分達で言ってんだ。あいつらも分かってくれてるって!」


 そう言いながらグレイがミオラの肩を叩くと、ミオラは襖を見つめながら悲しそうに笑った。


「そうね⋯⋯そうだといいわ。」

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