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死にたいと思いながらダラダラ生きてる俺の話

 死にたいって思ってる人はたくさんいるらしい。会ったことないけど。ネットで『死にたい』とか『自殺』とかで検索してみると、”思いつめる前に相談してね”的な電話番号とか、カウンセリングを勧めるページとか出てくる。これは自殺者を減らすためのサイトで、自殺者が多いから作られたのだと思う。実際どうなのかは知らないけど。

 

 俺も死にたいって思ってる人の一人なんだけど、死ぬ勇気もないしなんだかんだ小説書いてみたりとかユーチュー〇見たりとかして現実逃避しながら生きてる。

 

 つまり何が言いたいかっていうと、俺は本当に自殺してしまう人のような、深刻な理由や思いで死にたいと思っているわけではないということ。

 

 中学生がやるキャラ付けのような感覚で死にたいと思ってるわけじゃない。

 

 死にたいと思う理由は、将来やりたいことがない。むしろ将来に不安しかない。そして頑張れない。これらに尽きる。

 

 俺はまだ学生なんだけど、将来の夢とか全くない。むしろ何もしたくない。そんなんだから学校行って勉強とかしたくない。頑張れない。死ぬことでそういう不安や辛さから逃げられるように思ってしまってる。

 

 こういう考え方が良くないのは解ってる。難病とかの理由で、とにかく生きていたいけど、それが難しい人なんかの前で、前段落を口にはできない。難病とか関係なくても、頑張って生きている人の前では口にできない。そういう良くない考え方。

 

 良くない上に、誰にも言わずに心の中で思うだけで一旦満足してしまう。だから死ぬことを想像して、『どうしようもなくなったら死ねばいいじゃん』と心のどこかで思ってしまう。だから頑張れない。必死になれない。やる気も出ない。最初から逃げ道を作ってしまっているから。

 

 明日の予定を考えて、嫌だなって思って、逃げてしまおうと決めて、それで困ったら死ねばいいと、逃げ続けることだけ考える。これじゃダメだって思っても、ダメになったら死ねばいいと、また心のどこかで思ってしまう。

 

 そしてその逃げ道は、結局いざとなると怖くて使えなかったりする。

 

 俺は5階建ての4階の部屋に住んでる。だから死のうと思えばいつでも死ねる。5階に上って飛び降りるだけでいいのだから、極論を言えば死ぬこと自体は難しくない。でもやらない。

 

 やらない理由は、怖いからと、まだ生きていられるから。

 

 例えば、学費がやたらと高い私立大学に、親にお金を出してもらって入学したとしよう。大学2年生の時からやる気がなくなって、単位を落としまくって、留年しちゃうかもと思いながら3年生になった。4年生になって、留年は確定じゃないけど、もう大体留年するだろうなって感じの成績。

 

 想像したくないかもしれないけど、ちょっと想像してみてほしい。

 

 『やたら高い学費を一年余分に出してくれ』と親に言うのは勇気がいる。裕福な家庭なら、さんざん怒りながらも出してくれるかもしれない。裕福ではない家庭なら、親は怒るだけじゃなくて嘆きもするかもしれない。『あんたが勉強したいっていうから高い学費をなんとか捻出していたのに、やる気を失って単位を落とすなんて』なんて言われるかもしれない。

 

 でも言わなきゃいけない。だから逃げたくなるよね。俺はこういう時死にたくなる。

 

 でも、親が怒ったり嘆いたりしても俺は生きていられる。学校をやめることになっても、それで死ぬわけじゃない。だから、死ぬのは怖いから最後の手段にして、とりあえず今は現実逃避する。

 

 でも、本当に死ぬしかなくなったとしたら、さんざん親不孝をしておきながら親に泣きついて、死にたくないって言うと思う。

 

 おれが死なない理由はこんな感じ。

 

 我ながらひどいやつだと思う。もしここまで読んでくれた人がいたら、小声、または心の中で俺のことを罵倒してくれてかまわない。大声での罵倒は、誰にも聞かれないような状況でしてほしい。読むのがつらいかもしれない文章を投稿した自覚はあるんだ。

 

 ここまで俺の自分語りだったんだけど、とりあえず俺がどんな奴か分かってもらえただろうか。

 

 俺は明日も、死にたいって思いながらダラダラ現実逃避すると思う。俺がこの良くない考え方や生活をやめるには、俺自身が頑張らなきゃいけない。

 

 だから本気で頑張ろうって思える日まで、俺はずっと逃げ続ける。

 

 ここまで読んでくれた人には、感謝と謝罪を伝えたい。

 

 わざわざ読んでくれてありがとう。読むのがつらかったらごめんよ。

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