表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
847/949

警察(自衛団)の仕事

さて、盗賊を捕縛したんだけど、どうやって運ぼうか?

合計で20人も居るんだよなぁ。

俺の馬車に放り込めば楽勝だけど、こんなの入れたくないし。

それに結界に引っかかり入らないかもしれない。


よし! 後で考えよう!

それよりも物色……いや、盗まれた物の回収が先だ。

山小屋に入ると、武具や食料は有ったけどお金とかが全然無かった。

こりゃいつものパターンだろ。床下でしょ?


ガーに床下を調べてもらうとすぐに発見出来た。

ファントムってズルいよなぁ。

通り抜けられるから、隠しても無意味だもん。


宝石や現金が結構あったので、リュックに入れてマジックボックスの中へ。

ついでに武具や食料もロープで纏めてマジックボックスに入れておいた。


さて、投げておいた問題に戻る。

こいつら、どうやって町に運ぶかなぁ。


もう面倒になったので、まず全員レイに眠らせてもうらう。

そして『転移板』を設置して、町の近くに設置した『転移板』と繋ぐ。

後は皆でポイポイと放り込んで、終了。

チョロに『転移板』は運んでもらう事にして、『コネクト』を終了させる。


そのまま盗賊の見張りをガーに頼み、俺だけ町に戻って報告だ。

自衛団の詰め所に言って話すと凄く驚かれた。


「もう退治したのか?!」

「ええ。町の外まで運んでありますよ?」

「早すぎるだろ?!」


そうか、1日半かかる場所だもんな。

でも連行とか面倒じゃないか。


「俺は従魔使いなんで。従魔に運ばせたんですよ」

「そ、そうか……。で、盗られていた物は?」

「あっ、ここに出しましょうか?」

「お願いしよう」


纏めてた物とリュックに入れてた物を全部出す。

あいつらが装備してた物も回収してあるんだよね。


「アイテムボックス持ちか。お前、商人か?」

「ええ。ちょっと事情があって、まだ登録してないんですけどね」

「……傭兵の方が向いてるんじゃないか?」


失礼だな。

しかし、ここは冒険者じゃなくて傭兵なのか。

良い事を聞いた。覚えておこう。


「この盗賊達から回収した物だが、1ヶ月は保管する事になっている。

 その後、残った物を分ける事になっているので。

 一応聞いておくが、ネコババしてないよな?」

「してません」

「気分は悪いだろうが、これも業務なんでな。すまないな」

「いえ、大丈夫です」


そうやって聞くのも自衛団や警察の仕事だもん。

いちいち怒る事じゃない。

あぁ、でも日本に居た時に友人に居たなぁ。

深夜に歩いてて職質されたって怒ってたわ。

俺が怪しいヤツに見えるのかよ!ってね。

警察も仕事だっちゅーの。

それに夜なのにサングラスかけてたら職質されるのは当然だろ。

ファッションとか言ってたけど、ダセぇって思った記憶があるな。


しかし、予想外な事が1つ。

お金が貰えるのは1ヶ月後か~。

まぁ、ハーメルさんはこの中から盗られた物を回収できると思うけど。

聞けば、事前に盗られた物を申請してないと帰ってくる事は少ないそうだ。

そりゃそうだ。盗られてもないのに、宝石盗られましたって言っただけで返して貰えるなら泥棒だもん。

ハーメルさんは申請してたのだろうか? 後で聞いてみよう。


盗賊を捕らえた事による報奨金も、罪が確定してからになるらしい。

一応今回は現行犯なので早くなるそうだけど。

後で録音してたのを聞かせてあげないとね。


そう言えば、領主と繋がってるみたいな事を言ってたな。

そこの所はどうなんだろうか?

まぁ、俺には関係無いけど。

ラノベだと、わざわざそこまで関与して領主を捕まえるんだよね。

俺はやらないよ? そんなのは警察か国の仕事だ。


「国の仕事」とか「後で」とか考えてて思い出した……。

ダンジョンギャンブルの名前を決めるってのがあったわ!

うん、面倒なので合成して「ダンブル」でいいや。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ