表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
827/949

レッツダンス!

憤慨しつつもナグラさんは、残った6種類を鑑定している。

その中から1匹選び従魔にした。

あぁ、それも俺の候補の1匹だったんだよね。


それはキツネ。

全体が茶色で、お腹と尻尾の先が白く、足先が黒い。

こちらも結構モフモフだ。

鑑定結果はこちら。



~~~~~~~~~~

名前:設定前

種族:ダンスフォックス

レベル:18

備考:キツネ。

   変な踊りをする事で相手の魔力を吸収する。

   エキノコックスは居ないから大丈夫!

~~~~~~~~~~


相変わらずの備考だよな。

キツネなのは判ってるって!

エキノコックスって寄生虫だよな。

地球のキツネには居るんだっけ?

何故か有名だよね。俺も名前だけは知ってる。


そして魔力吸収!

これが気になってたんだよ。

どっちも盗るタイプだったから悩んだんだけど、白いモコモコに負けたんだ。

しかし、変な踊りって何だろ?

某ゲームにはパペットみたいな敵が使ってたけど、あれは人型だからね。

キツネがどうやって踊るの?


そう思ってたら、実践してくれるらしい。

実験台はリッチ。魔力が多そうだもんな。


ナグラさんが命令すると、キツネは徐に立ち上がった!

前足を折った状態なのがプリチー。

どうやって維持してるのかと思ったら、尻尾を使って3点で立っていた。

そのまま左右に体を振っている。

あっ、この踊り知ってる! 有名なマイケルさんのゾンビが出るPVのやつだ!

必死に踊ってるので、可愛いとしか思えないけど。


無事にリッチから魔力を吸収出来たようだ。

ナグラさん曰く、吸収した魔力は従魔のご主人にも分けてもらえるらしい。

今日使った、ライトの魔法分ほど回復したそうだ。

……ライトの魔法って消費MPは5だよね?

頑張ったのに、なんか悲しいな。

レベルが上がったら増える事を期待するってさ。



リッチには、ちゃんとボス部屋で待つ様に説得してダンジョンを後にした。

強い冒険者が来ても出てこないように説得するのは苦労したよ。


外に出ると、コタニさんがシロと遊びながら待っていた。

さて、いつものを始めましょうか。


「第9回、名付け会議ー!」

「なんか、それっぽい数字になったっス!」

「わー、ぱちぱち、がおー」


シロよ、「がおー」が気に入ったのか?

後、ぱちぱちは口で言うんじゃないよ?


「コタニさんは早々に逃げたので知らないですが、今回は3匹の従魔が仲間になりました」

「3匹もっスか?!」

「まぁ、俺のは1頭だけなんだけどね」

「という事は、ナグラさんが2匹っスか。

 あっ、鳥とキツネっスね! 鳥さんはなかなかカッコイイっス!」


それを聞いたナグラさんはイヤそうな顔をしている。

まぁ、いくらかっこ良くても変態だからなぁ。


「俺の従魔に名付けをするのはマストとして、ナグラさんはどうする?」

「お願いします。今は考える力が出ないので……」


そう言いながら、シロに抱きついている。

そうか、癒しが欲しいのか。大変ですね。


「じゃあ俺の従魔から決めようか。

 じゃーん。種族名はシーブって言う羊のモンスターだ!」

「へ~、モコモコしてて癒されるっスね」

「あっ! どうしよう!!」

「えっ、何かあったっスか?!」

「種族名が短すぎて、2文字に出来ない!!」

「……どうでも良いっス」

「重要だぞ! このままじゃシブに決まってしまうじゃないか!」

「マジメに考えれば良いだけっス!」

「失礼な! いつもマジメだぞ?!」

「マジメに考えていつもあの命名なら、神経を疑うっス!」


ヒドい!

まぁ、途中から楽しくなってきたのは認めるが。

とにかく、何か考えなくちゃ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ