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これからの予定

鎧に『門のシール』を貼って、設置は終了。

これはロッツギルからの贈り物という体で送ってもらう。

ただそれだけだと詳しく調べられてしまうので、ジジイと俺の連名にしておいた。

あの帝王ならそれで判ると思う。


さて、これからやらなければならない事をメモしておこう。

いつも何かを忘れるからね。


1.コルラド国とセキハイムに『門のシール』を設置しに行く

2.タルーンさんに宝箱の中身を持っていく

3.モリタ君に渡した板の行方を調べる

4.サミットの褒美を考える

5.ノートルダムで魔法の本を渡すと同時に、設置した『門のシール』の撤去方法を聞く

6.サミット開催


こんな感じだね。


1と3は連動している。

モリタ君が持っているはずの板さえあれば、コルラド国はクリアになるから。

2は船での移動中に行動しよう。

時間的には余裕があるので大丈夫だろう。

5はサミットの時にでも良いかな。

王様なら知ってるだろう。

4が一番困る。

ジジイみたいに婚姻を押し付けられても困るので、先に欲しい物を考えておいた方が良い。


うん、予定は決まった。

まずは船に戻り、出航する。

タルーンさんに連絡して、都合の良い時に行く。

コルラド国に到着したらモリタ君を探して、板を設置。

出航してセキハイムを目指す。

到着したら『門のシール』を設置。

両国には、道中で考えた褒美を頼む。

各国に『門のシール』の設置が終わり次第、サミット開催。

よし。こんな感じだな。


「じゃあ、帰りますんで」

「もう帰るのか。もう少しゆっくりして行っても良いのじゃぞ?」

「姫様が帰ってきたら面倒でしょ」

「そうだ、福田君。さっきの宝箱の中身の中から1つ貰っても良いかね?」

「良いですけど、どうするんです?」

「アイにプレゼントしようと思っての」

「却下です」

「……なんでじゃ?」

「俺からのプレゼントとか言いそうですから。心証を良くされても困るので」

「ちっ、気づいたか」

「それくらい判りますよ。あぁ、近衛団長と提督に渡すのならOKですよ。世話になりましたから」


提督には紹介状まで書いてもらったし、近衛団長には案内してもらったり姫様の面倒を見てもらったりした。

2人には何か渡しても良いと思う。


「そうじゃな。日頃の労いも兼ねて何か贈るとしようか」

「それが良いと思います。ついでにジジイにも1つあげますよ。

 譲渡した場合、さっきの洞窟にジジイを置いて帰りますけどね」

「怖い事言うな! 判った! 誰にも渡さん!」

「なら良いです。何が良いかな?」


さっき確認した時に、確かお揃いの剣があったな。

剣と言っても、ナイフみたいなやつだけど。

丁度3本あったので、良いんじゃないか?


「これでどうです?」

「ふむ、同じ意匠の短剣か。材質は判らんが、良い物だな。貰えるかね?」

「良いですよ。じゃあ、これって事で」

「うむ、ありがとう。ではこれを褒美として渡しておくよ。喜ぶじゃろう」

「姫様に取られないように、気をつけてくださいよ」

「あやつらもさすがに、王から賜った物を他人に譲渡せんだろうて」

「いや、貴方が一番危険なんですよ。孫に甘そうなんで」

「そこまで孫バカではないわ!」

「そうですか~? あっ、そうそう、島に行く時ですけど、俺からの信用が下がってると危険ですよ。

 島に転移せずに海の中に転移するらしいです。確実に死ぬので」

「……何故、今言った?」

「伝えた方が良いと思ったんで」

「……誰にも渡さないよ。絶対にな!」


さすがにこれでバカな事はしないだろう。

さ、出航しよっと。

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