懐かしい人達
ウエダさん一家には神様って所はボカして説明しておいた。
雷に打たれた事で、覚えている技術が高くなってるんだって感じ。
そう言うしか説明のし様が無いよね!
イマイチ納得出来ないらしいが、まぁ福田さんの事だしな!って言われた。
俺の事なら納得出来るって何?
何か腑に落ちないが、ツッコんだら「じゃあ何?」って言われても困るので我慢だ。
さて、他の人はどうだろうか?
タルーンさんとヒタキさんは確定だった。三・四人目。
カジノの町に居る支配人の人達は変わりなかった。
サガワさん。打たれてました。五人目です。
驚く事にホテルの従業員のツバキさんも! 六人目発見。
まさかのニーベル国王+ヌマタ卿&ネモト卿、王太子のヨウジさん。ムカイ団長も!
7~11人目だ。
次はノートルダムに行ってみる。
国王のマナベ、留学してるハズキ君、ホウズキさん、全員該当者でした!
12~14人目。
増えてきたな……。
あっ、メノウさんには会ってないよ。
来てる事がバレるしさ。
打たれてないと信じたい。
次はコルラド国。
国王と、息子のモリタ君が該当者。
15~16人目。
次はセキハイム。
食堂の親父さん、リナルウも打たれていた。
17~19人目。
島で働いている人は全員なってた。
6人居るので、合計25人だ。
ダヒュテムは勿論ゼロ。
ロッツギルはまだ係わりが少ないのか、こちらもゼロ。
グランザムは帝王だけが該当していた。
全部で26人にもなった。
ムチャクチャ多いだろ!
これを調べるのに2日もかかったぞ!
ちなみにギルドマスターは、誰もなってなかった。
全部を調べ終えたので、トムさんに連絡してみる。
「あっ、福田君! 話はしてきたわよ!」
「どうでした?!」
「え~とね、閻魔様が直接話したいそうなの……」
「え~……。どうしたら良いでしょうか?」
「さすがに全員は無理なので、福田君だけでお願い」
「了解です」
「えっと、今はどこ?」
「自宅です」
「タローかジローの所に行けば行く事が出来るわ」
「トムさんの所ではダメなんですか?」
「私はまだ帰ってないから。丁度良いので、こっちに着いたら迎えに行くわ」
「判りました。ジローの所にシールを貼ってるので、ジローの所から向かいます」
「お願いね」
ジローの所へ向かうと、出迎えてくれた。
ミノタウロスが出迎えに来ると、威圧感があるなぁ。
「話は聞いている。こっちだ」
「ここはさ、他の所にも繋がってるのか?」
「そうだ。タローの所、トムの所、サキの所と繋がっている」
「サキ?」
「ユニコーンだ。南のダンジョンだ」
「あぁ、コルラド国にあるダンジョンか」
「そうだ。だが神の世界に行く所はここではないぞ。付いて来い」
ジローに付いていくと、デカい扉があった。
人間には大きいが、ミノタウロスには丁度良いんだろうな。
そこを開けると、やはりエレベーターがあった。
今思ったのだが、何でエレベーターに乗ると神様の世界に行けるのだろう?
何となくだが、神様の世界って空にある気がするんだよな。
なのに下に降りて行くってのは違和感があるわ~。




