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やっと帰宅

自分のカードのお金+3人のカードのお金=450万。

どうしよう、今の全財産が800万を越えたぞ?!

と、とにかくこれでやっと帰れるようになった。


「サガワさん。お世話になりました。

 お金も貰えましたし、やはりいくらか払おうと思うのですが……」

「何をおっしゃる!! 帝王さんから宿代を貰うなど滅相も無い!!」

「しかしですね……」

「……少し内情を話しましょうか。

 帝王さんが泊まっておられるだけで、あのホテルは常に満員なのですよ」

「えっ?! そりゃまたどうして?」

「この町はギャンブルの町ですからね。誰もが強運の持ち主の帝王さんの運にあやかりたいのです。

 その為に同じホテルに泊まるのです。宿が同じってだけでも運が上がると思っているのです。

 それに帝王さんの名前は、有名になってきています。

 有名人が泊まったホテルという事で、ホテルの名も有名になってきてるのです。

 つまり、払っていただかなくても、どんどん儲けが出るのですよ!

 損はしていませんよ。それどころかこの先も儲けが増えるでしょう!!」

「そ・そうなんですか……?」

「はい! なのでまたこの町にお越しの際は、このホテルに来てください!!

 必ずお部屋を用意致します! 勿論宿泊代を頂く事はございません!!

 最高のサービスをお約束致しますので、是非・是非ともお願いいたします!!」

「わ・判りました。その時はまたお願いします」

「ありがとうございます!!」


そうだったんだなぁ。

帰る前に宿に泊まっている人に、運のおすそ分けをしておこう。

『泊まってる人がそこそこ勝てば俺は宿がタダになる! 頑張ってくれ!』と祈れば大丈夫かな?


警察を出た所で、サガワさんとは別れた。

俺たちはホテルに戻り事情を話す。

やっと帰れるという事で、やはり誰もがホッとした表情をしていた。

帰宅の準備を終えホテルを出ようとすると、従業員が全員並んで待っていた。


「「「「「ご利用ありがとうございました! またのお越しをお待ちしております!」」」」」


一斉に挨拶とお辞儀をされたよ。

恥ずかしいので、本当に止めて欲しいです。


長期に馬車を止めた場合は、お金を払わなくてはならないらしい。

そりゃそうだ。馬にもエサを与えなきゃならないもんね。

いくらだろう?と思いながら馬車置き場へ行くと、もう貰っていますと言われた。

話を聞くと、どうもサガワさんが警察で別れた後に払いに来たらしい。

どこまでするんだ? あの人は……。


ウエダさんの馬車に乗って、村へ帰る。

道中はヒマなので、これからの事について考えて書き留める事にした。

いい加減、やりたい事をやって行かないと貯まるばかりになってしまう。すぐ忘れるし。

1.レベル上げ

  帰ったらダンジョンに行こう。虫エリアからになるので、嫌がる人がいそうだけど。

2.魔法を覚える。

  2冊あるので、順番に覚えていこう。ダンジョンでも使えるかもしれない。

3.武具のパワーアップ。

  俺の強さは武具に依存している。武具が無ければただのザコ。パワーアップは必須条件だよね。

4.車を買う。

  いつまでもウエダさんの馬車頼りではダメだろ。馬車は、馬の操縦とか世話とか出来ないので無理。

5.飛翔の靴の練習

  いざという時に使えないのはダメ。難しいらしいので練習が必要だろう。

6.技術の向上

  覚えてる技術は「剣技(C)・盾技(C)足捌き(あしさばき)(C)」。

  覚えてるモノを武具で上げても良いが、修練で上がるなら上げた方が良い。

  他にも覚えれるなら覚えたい。多くて困る事はないだろ?

これくらいか?

こうやって書いてみると、多いな……。

というか、4以外はコッチにきた時からやろうと思ってた事じゃないか?

どれだけサボってるんだよ、俺!!


よし、目標は出来た!

頑張ろう! 明日から!!

続けて、現在の主人公のステータスを投稿します。

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