救世主
「質問っス!」
「なんじゃろうか?」
「私はニーベル国の事しか知らないんスけど、ノートルダムでの婚姻は何歳からなんスか?!」
「ニーベル国と変わらず、男女共18歳からじゃよ。
まぁ、婚約とかは15歳くらいから話が出るようじゃがね」
ナイスな質問だ、コタニさん!
じゃあ婚約の話としても早過ぎるじゃないか!
結婚は4年も先の話だし!
っていやいや、別にこの娘と結婚するつもりじゃないけどさ。
それに14歳?! 俺23歳だぞ?
あれっ? 死んだのは23歳だけど、今の年齢はどうなってるんだろう?
前世の誕生日なんか意味無いしなぁ。転生した日が誕生日になるのか?
まぁ、それは良い。
9歳下とかありえないわ~。
それに前世だと中学生じゃないか! 俺はロリでは無い!!
見た目では18歳くらいに見えたのに……。
年齢には誰もが驚いたようで、ナグラさんも愕然としている。
「私、年上だと思ってたわ……」
「14歳になったのですから、もう立派なレディです!」
「いやいや、まだ早いでしょ?! それだと福田さんはロリって事に……」
「違うからね! 言っておくけど、違うからね!
大事な事だからもう一回言うけど、違うからね!」
「福田様、私の事は嫌いですか……?」
「いや、嫌いとかじゃなくてですね、年がさぁ……」
泣きそうな顔するとか止めて欲しい。
もう、どうしたら良いんだよーーー!!
そりゃ美人から好きとか言われたら嬉しいよ、男だもん。
モテたいとも思ってましたよ、男だもん。
ええ、リア充を呪いましたよ、男だもん。
でも、中学生相手は無いわ~。
もう、どうしたらココを切り抜けられるのか……。
転生してからの最大のピンチではないだろうか?!
その時、とうとう、救世主が現れた!
それは誰もが予想もしてなかった人物だった!
「えっ? お兄ちゃん、このお姉ちゃんと結婚するの?
コタニ姉ちゃんかナグラ姉ちゃんじゃないの?」
ナイスコメントだ、ハズキ君!
君には食べきれないほどのイチゴを買ってあげよう!!
この場はその言葉に乗るのが正解だろ!!
「そ・そうだよね、ハズキ君。やっぱりそう見えたかぃ。
俺もそう思ってたんだよ~」
俺のこの言葉に、コタニさんはポッと赤くなり、ナグラさんはニヤリと笑った。
「そ・そうなのよ! 私は福田さんと婚約してるの!
コタニさんも同様よ!」
ナグラさんは乗ってくれた。
ドモらなければ、完璧だったのだけども。
これにはホウズキさんも乗ってくれた。
「そうじゃな。ニーベル国では1人の男が多数の奥さんを持っても問題は無い。
貴族や王族なら当たり前じゃな。我が国では一夫一妻じゃが」
おぉ、素晴らしい情報をありがとうございます!!
この法律を盾に逃げ切ろうじゃないか!
「って事なんで、この話は無かった事に。
さ、今日の所は帰って、親御さんと話をしたら良いと思うよ?」
そう言って、帰ってもらった。
良し、逃げよう。
ハズキ君には悪いが、しばらくこの国には来ないようにしよう。
って事で、カジノの町に逃げ帰った。
いまだにコタニさんの顔が赤いけど、気のせいだとしておこう。
ちなみにナグラさんも若干赤いけどね。
さあ! ダンジョンに行こう!! そうだ! そうしよう!! はぁ。




