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そうだ、温泉に行こう

2等のイヤリングはどうでもいい。

くれるなら貰うけど。

そう思ってたら、2等のイヤリングが当たってしまった……。


手持ちの宝くじを使い切ってしまった!

ヒジョーにマズイ!!

鑑定はどうしても欲しいのに!!

俺の運はどうしたんだ?!

確認すると119になっていた。2等で1使った模様。

いやいや、1等が大事なんですよ!とアサイさんとイイクラさんに言いたい。

当たらないなら二人を呪ってやる!!


最後の抽選は、お姉さんが両方押すようだ。


ポチッ・・・ポチッ

コロコロコロ


出た玉をお姉さんが取り読み上げる。


「はい出ました~! またまたまたまた『ぬ』で~す!!」


ポチッ・・・ポチッ

コロコロコロ


「はい! 数字は~~~~~~百~~~~七十~~~~~七!! 177で~~~~す!!

 まさかの3等と同じのが出ました~~~!!」


えっ? あっ?! そうか! 玉は戻すんだったね!!

同じのが出ても不思議じゃないよね!!

アサイさんとイイクラさん、いい仕事したよ!!

手を加えたのかは判らないけど、今は感謝しとこう。


「と~~~いう事は~~~~、またまた帝王さんが大当たりで~~~~す!!!

 では、勝利者インタビューしましょう~! 帝王さんどうぞ~!」

「え~、これだけは言いたいです」

「どうぞ~!!」


「・・・『帝王』と呼ぶな!!!」


観客からのブーイングで抽選会は幕を閉じた。



景品を受け取る為に、別室に案内された俺は2人の人から挨拶をされている。

1人は武具商人のタルーンさん。

もう1人はコタニさんだ。


「いやぁ、帝王さんにお会い出来るとは光栄ですね」

「福田哲司といいます。帝王はやめてください」

「では福田様。私は所子ところごの町で店を出しています。近くにお越しの場合は是非立ち寄りください」

「ありがとうございます。寄らせてもらいます」


「本当にありがたいっス! 助かったっス!」

「いや、余り物だったから感謝されるほどじゃないよ」

「いえ! 今就活中だったので、お金が必要だったっス!」

「えっ? 就活中なの?」

「そうっス! 冒険者してたんっスけど、向いてないな~と思いまして辞めたんっス。

 それで就活してたんっスけど、就職する前にお金がなくなりそうになったんっス!

 命の恩人っス!!」

「いやいや、大げさだなぁ。気にしなくていいよ」

「いえ、気にするっス! 恩返しするっス!

 コタニ20歳、受けた恩は返すっス!!」


コタニさんは、黒髪のセミロングで容姿は可愛いが胸は寂しい。

この容姿なら、すぐ就職とか決まるだろ?

職を求めてカジノの町に来たんだろうなぁ。……まさか遊びに来たんじゃないよね?


「福田さ~ん。福田さ~ん! 帝王!!」


司会のお姉さんが呼んでいる。


「あっ、コタニさんも一緒でしたか~。お二人ともこちらに来てくださ~い!」


何事かと思ったら、景品の受け渡しだった。

一筆必要らしい。

名前を書いたら、お盆に載せて景品を持ってきてくれた。


よし! これで温泉行きだぜ!!

のんびりして仕事の疲れを取るんだ~。

仕事なんかしてないじゃん! とか言うなよっ!!

今日は午前中に、もう1~2話でも書いて投稿したいと思ってます。

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