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封鎖

翌日、合計7人で移動する事になってしまった。

馬車の定員は6人なので、ギュウギュウだ。

幸いムカイ団長が御者を出来るという事なので、御者席にミーちゃんと共に乗ってもらっている。

ミーちゃんは女性と一緒に中に居させられないので、当然外だよ。


夜にイイクラさんとビデオチャットした時に聞いたのだが、ミーちゃんのレベルは1だそうだ。

理由はこの世界で何もしてないから。

ただ、持っている『技術』はそのまま適応になるので、戦闘すればすぐに上がるらしい。

ならば、頑張って戦ってもらおうじゃないか。

あっ、そうそう、アサイさんの事も報告しておいてあげたよ?


ドラゴンのダンジョンがあるハガタの町までは、カジノの町から約3日かかる。

町を出る前に、トムさんには『メール』を送っておいた。

『今日からドラゴンのダンジョンに向かいます。3日後には着く予定です。タローにヨロシク』

きっとトムさんは連絡しといてくれるだろう。

3日後にダンジョン着いたら歓迎されたりして(笑)




3日後。到着した俺達を待っていたのは、タローの歓迎だった。

ただの歓迎ではない。ダンジョンの入り口を閉じるという、なかなかの歓迎っぷりだ。

おいおい、閉じ篭るなんて、どうしたんだよ?

何かトラウマでも? まぁ多分俺達のせいでは無いと思うが。


しかし、ダンジョンが突然封鎖されてるのだ。

当然、町はパニックになっている。

いつものラーメン屋に行くと、臨時休業の張り紙が……。

麺に必要な「かん水」が無くなったからと書いてある。

どうも、「かん水」はダンジョン産らしい。

おのれ、タロー! 食い物の恨みは恐ろしいぞ!!


とりあえず、カンキジコンビには新婚旅行に行ってもらう事に。


「こんな時に居なくて良いんですか?」

「こんな時だからだよ。居ても開く訳じゃないし」

「そりゃそうですけど……」

「気にしないで、行ってきて! 土産話を期待してるよ!」

「わ・判りました」


うんうん、それで良い。

この事も含め、タローには説教だな!


入れない事にはどうしようもないので、とりあえずトムさんを呼ぼう。

その為に、少し町を離れる。

町の近くで『コネクト』は使いたくないし、トムさんも見られたくない。

『コネクト』を知ってる人が居るかもしれないし、トムさん見たらパニックを増長するだけだしね。


いや、俺が向こうに行けば良いのか。

でも、馬車はカンキジコンビが乗っていったので、やはりどこかの陰で『コネクト』を使うしかないな。

という事で、少し町から離れた林の中で『コネクト』を使う。

行くのは俺だけだ。他の人には悪いけどここで見張りをしてもらう。


トムさんの所へ行くと、まだ寝ていた。

夕方だぞ?! 昼寝か?

そういえば、イイクラさんに何でトムさんとはタイミングが悪いのか聞くのを忘れてたわ。

近づいて起こすのは怖いので、遠くから声をかけて起こす。

寝ぼけて攻撃されたら死ぬからね!


「むにゃ……ん~、何~」

「起きたかい? 福田です」

「ん? 福田君?! 何故ココに?! 夜這い?!」

「そんな自殺行為はしませんよ! 聞きたい事があってきたんです」

「何よ、どうしたのよ?」

「タローが居る、ドラゴンのダンジョンが入れなくなってるんですよ」

「はぁ?!」


トムさんは飛び起きて、別の部屋に移動した。

それに付いて行くと、そこにはパソコンが置いてあった。

へぇ、それで通信できるのか。

早速タローにコールをするが繋がらないようだ。


「ちっ! 出ないわね。居留守とはいい度胸じゃないの……」


トムさんから怒気が出ている。

怖いので、何も言わずにする事を見守るとしよう。

何とか書きました…。

明日も1話は投稿します。

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