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報酬

「さて、回させてもらおうかな」

「くっ! とうとう福田様の登場ですか……! だが私は負けない! さあ回すがいい!!」

「うん、そうする」


ガラガラガラ・・・コロン

ガラガラガラ・・・コロン

ガラガラガラ・・・コロン


はい、コンプリートです。

これで魔法が覚えれる!!

異世界に来たら魔法ですよね!!

俺、魔力も高いし覚えたら便利だと思うんだよね~。まぁ使いたいだけなんですけどね。


「いやぁ、みんなご苦労さん! 手伝いありがとうね!

 報酬渡しますので集まってくださ~い。

 あっ、エンドウ支配人、賞品ください。ってあれ? エンドウさんどこ行った?」


皆が一斉に下を指差した。

その方向を見ると、、、orzしてるエンドウさん。なんかブツブツ言ってる。


「ありえないありえない……じゅうにかいもれんぞくってありえない……ブツブツ……」

「エンドウさん、またひらがなになってますよ~」

「そんなばかなばかな……そうていがいだそうていがいだ……ブツブツ……」

「エンドウさん?」

「そうていがいだ……そう、そうていがい。そーう・てーい・が~~~~い!!!」


訳すと、「ありえない、ばかな、想定外だ、想定外!」と。

立ち上がって叫ぶぐらいだから復活したんだろう。


「復活されましたか。じゃあ賞品を」

「ぐっっ!! わ・わか・りました・よ。私の店は公明正大をモットーにしてますので、渡しますよ!!」


ウソつけ!! 俺専用のガチャとか作っといて何言ってんだ?!

公明正大を辞書で調べた方がいいぞ?!


ヌイグルミ・宝くじ115枚・お食事券1万円分・身代わりの指輪・選べるカタログ・異次元のカバン・異次元のカバン2・

HPポーション・MPポーション・HPポーション(改)・MPポーション(改)・魔法の本(初級)・身代わりの指輪(改)

これが今回入手したものだ。50万円も使ったけどね。

今思えば、50万円もあったら全部買えないのかな?後で調べてみよう。


「え~と、報酬なんですけど、当てた物から選んでくれて良いですよ。

 何か希望はありますか? あっ、勿論言った通り現金も可能です。

 物を選ぶ場合、俺が当てた『MPポーション(改)・魔法の本(初級)・身代わりの指輪(改)』以外でお願いします」

「貰っていいんですか?!」

「良いですよ? カンダさんは身代わりの指輪とかどうです? 後は異次元のカバンとか。」

「え~と……どうしよう? キジマ?」

「そうですね。頂けるのであれば『異次元のカバン・異次元のカバン2』でお願いします」

「良いですよ~。二人なので両方あげますよ。ついでに身代わりの指輪も付けましょう!」

「え……マジですか??」

「俺からの結婚祝いという事で。2個あるので二人でつけてください」

「「ありがとうございます!!」」


俺の持ってた身代わりの指輪と合わせて2個渡した。


「オザキさんはどうします?」

「そうですね。では『お食事券1万円分』を頂けたらと思います」

「えっ、それでいいんですか?」

「はい、行ってみたかったお店のですので。それに楽しかったので十分です」

「そうですか。判りました。ではこれを」

「ありがとうございます。嫁と一緒に行ってきますよ」


オザキさんも結婚してるのか……。

早く爆裂魔法を覚えたいなぁ。


「ウエダさんはどうする?」

「別にいらねぇよ」

「いや、受け取ってくれよ。そうしないと他の人がガメついみたいに見えるだろ?」

「くっ! そんな事言われたら貰わないといけねぇじゃねぇか!」

「おう、そうしてくれ」

「じゃ・じゃあカタログを貰うわ」

「ついでにヌイグルミも貰ってくれ。ナミちゃんへの土産にな」

「また断れない言い方を……。判ったよ」



こうして今日のガチャは終わった。

何故か俺達が店を出たら閉店した。支配人、涙目だったな……。

青白いを通り越して白い顔になってしなぁ。やりすぎたか?

オザキさんとはそこで別れた。「ブラックジャックもよろしくお願いします」と言い残して。

俺としては協力もしてもらったし、あまり行きたくない。エンドウさんのようになる気がするから。


現在時刻は20時。帰り道は1時間かかるので、これ以上ココに居る訳にはいかないと帰る事にした。

18日は仕事が忙しいと思うので、投稿しました。

早く仕事が終われば1話書こうと思ってるんですけどね。

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