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ダンジョン探索

この話は、1度消えてしまいました…。

記憶を頼りに頑張って書き直しました。

昼飯も食べたので3階の攻略にチャレンジする。

階段を下りると、天井までの壁があった。

その中央には幅2mくらいの通路がある。

20mも進むとT字路になっていた。

うん、これ迷路だな。


「3階は迷路だそうですよ。出てくるモンスターは、スライム・コウモリ・ビッグベアーです」


カンダさんがギルド情報を教えてくれた。

キジマさんもやってきて補足してくれた。


「ここの迷路は1日ごとに正解ルートが変わるそうですよ。なのでマップは無いんだそうです。

 どうしますか? 方法としては、右の壁に右手をあてて歩くというのがありますが」


あぁ、聞いた事ある。

でもそれって、手をあててる側がループしてない前提だけどね。

後、落とし穴とかあったら意味無い。


ここは俺らしく、天に運を任せて進もう。


「ここは俺に任せてくれない?」

「いいですよ。進んだルートはキジマがマッピングするので、何時でも帰れますし」

「ありがとう。じゃあ頑張ってみるよ」

「「??」」


二人とも何を頑張るの?って顔してる。

別に物理的に頑張る訳じゃないからね。運任せでクリアを目指すだけ。

物理的にって何かって? 壁を破壊して一直線に進む事だよ? 俺には無理だけどさ。


とりあえず、右に進む。

コウモリが現れた!! こちらに向かってくる!!

怖いので剣を振り回したら、コウモリが当たって落ちた……。

消えたので倒したようだ。どうも俺は戦闘をしている気にならないなぁ。

コウモリのドロップは『コウモリの羽』だった。やはりレアらしい。


今度は十字路に来た。気の向くままに進んでみる。

前→左→コウモリ→前→前→左→スライム→コウモリ→右→右→ビッグベアー。

ビッグベアーはそのまま熊だった。

カンダさんが対戦して、瀕死の状態になった所で俺がトドメを刺すだけ。


こんなんで良いのでしょうか?

そんな事を考えていたらレベルが上がった!

やっとレベル4になったよ~。まだHPは40だけどね……。

ちなみにビッグベアーのドロップは熊肉でした。美味いのかな?


この調子で進む。

前→前→左→ビッグベアー→ビッグベアー→右→ビッグベアー→スライム→前→ビッグベアー→左→ビッグベアー。

最後のビッグベアーを倒した先には下に降りる階段があった。

攻略成功!

そしてキジマさん、マッピングお疲れ!


とりあえず、階段で休憩。

ふと横を見ると、岩陰で判りにくいけど人が通れるほどの穴がある事に気づいた。

たいまつに火を点けて中を照らしてみると、登り階段がある!

どうやらショートカットのようだ。

そしてキジマさん、本当にマッピングお疲れ! もう必要無くなっちゃった。


「カンダさん、4階はどんな感じ?」

「4階はまた平原ですね。出てくるモンスターは虫系です」

「…………む……し………………??」

「どうした? キジマさん?」

「無理ーーー! 虫無理ーーー!! 虫イヤ虫イヤ虫イヤ!!」

「いや、モンスターだよ?」

「だって足が6本だよ? 触覚あるし! 腹がブヨブヨだったり?! ヒィィィィィ!!」

「嫌いなわりに詳しいね?」

「虫虫虫むしむしむし無視無視無理無理無理!!!」

「……帰ろうか」


俺達は穴を通って2階に戻った……。

2階にあった大きな木のうろに出るんだな。これはギルド情報には無かったみたい。

まあ知ってても教えてくれなかったかもしれないし、冒険者が報告してないかもしれないし。


ダンジョンを出たら、外はもうすぐ夕方って時間になってる。

とりあえずギルドに行って依頼達成を報告しなくちゃ。


「お。お帰り。依頼達成か?」

「はい。達成です」

「あの、福田さん。ちょっといいですか?」

「いいよ、なに?」

「明日もダンジョンに行きますか?」

「その予定だけど?」

「じゃあ俺達もお供しますよ」

「えっ、いいの? じゃあお願いしようかな?」

「おいおい、お前ら、ギルドの職員の前で堂々と『飛ばし勧誘』してんじゃねぇよ!」

「あぁ、すみません」

「飛ばし勧誘?」

「ギルドを通さず、直接交渉する事だよ。やってるヤツは多いとは思うが、あまり推奨はしねぇ」

「信用の問題とかお金の問題とか、色々問題が起きるからね。信用出来ないと危ないんですよ」

「あぁ、なるほど。じゃあギルドを通しましょうか。良いですよね? カンダさん?」

「問題無いですよ。よろしくお願いします」


依頼達成報告を終わり、また依頼を出す事に。

その間に、カンダさん達は報酬を受け取っていた。


「福田さん、ドロップ品はどうしますか?」


キジマさんがカバンを持ち上げながら聞いてきた。


「知り合いの所に売ろうかな~と思ってるんだけど、ダメ?」

「ギルドでも買取しますけど大丈夫ですよ。では、そこまで付き合いますよ」

「じゃあ行きましょうか」


ウエダさんの所に売るつもりなんだよね。

なんだかんだとお世話になってるし。


そういえばドロップ品は折半って決めてたが、全部俺ので良いってさ。

聞けば、レアドロップ出したのは全部俺だからだそうな。

ノーマルドロップは売値が安いから、必要無いみたい。数も少ないしね。


ウエダさんの店に入ると、珍しくウエダさんが店番をしていた。


「お? 師匠、帰ったか。よし、カジノの町に行こうぜ!!」

お前は病気か??

ちゃんと話が繋がってますように…。

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