表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
225/949

トリビア

翌日、筋肉痛は大分楽になった。

今日からは予定通り魔道の国へ向かうのだ!

と言っても国境近くまで来てるので、向かうと言ってもすぐに到着なのだが。

いや、向かう先は王都だ! 中級魔法やあわよくば上級魔法を手に入れる為に!


必要な書類は朝一番で騎士の人が城から持ってきてくれた。

国境も今日から開くらしい。

で、今は国境の門が開くのを待っている。

この間にハズキ君に『アースウォール』を教えてしまおうと考えている。

理論? 昨日色々考えたけど、諦めて寝たよ?


「門が開くまでにハズキ君には『アースウォール』を覚えてもらう!」

「うん!」

「よし! じゃあ本を読んで覚えよう!」

「えっ? 仕組みは?」

「何を言ってるんだい? まずは覚える事が大事だよ」

「だって前には仕組みを覚えてからって……」

「ちっちゃい事は気にするな! それ!」

「じゃあ本読むね」

「え~ワカチコって言ってくれないの?」

「……なにそれ?」


ちぇっ。ナグラさんに言えば良かった。

いや、若いから知らないかも……。


素直に読んで覚えたようなので、早速実践してもらう。

うん、ちゃんと土の壁が出来た。


「この魔法は、周りの土を集めて壁にするんだ。つまり土が無い所では使えないんだよ」

「へーそうなんだー」

「……うん、ソウダヨ」

「何でコッチを見ずに話してるの?」


だって自信無いんだもん。

確かに壁の周辺の地面は凹んでいる。これは壁を作るのに周りから土を集めた証拠だ。

だが、土の無い所で発動しないかと言われると、実践してないので判らない。

もしかしたら、どこからともなく土が集まってきて壁が出来るかもしれない。

いいんだよ、出来ないって事で。


「それでさぁ、この魔法はどうなってるの?」

「ハズキ君! 考えるな! 感じるんだ! ホアー! アチャー!」

「……今日はどうしたの?」


くそ! これもナグラさんにするべきだったか!

でもさっきのより古いしなぁ……。判ってもらえないってツラいよね。


とにかく、これで最低限は自衛出来るようになったと思う。

ちなみにファイヤーウォールとフリーズウォールは教えない。

危ないからね。


本当は治癒魔法を教えたかったんだけど、知ってるのが『回復させる(小)』の『リノベート』だけだからなぁ。

これって、オロナ○ン程度の効力なんだもん。薬買って塗った方がいいよ。

どうせこれも適当な事しか教えられないし。

多分人間の治癒スピードを上げるとかだと思うんだけどさ、治ろうとする事を教えるのが面倒だよね。


こんな事をしていたらやっと開門した。

何故か現在外交官なので、書類を見せるとほぼスルーだった。

魔道の国の国境でも同じくほぼスルー。

楽だね、外交官! そりゃ犯罪に走るのも判るわ。


さて、最終目的地は王都な訳だが、途中にも目的地はある。

ここから2日進んだ所にある、チップの村近くにあるダンジョンだ!

ここで新しい従魔を手に入れるのだ!


ギルドから貰った情報では、バシリスクとか居るらしい。

名前を聞いてピンと来たね! 猛毒があるとか石化させるとか言われるRPGでおなじみのヤツだ!

コカトリスとかっていう別名があるんだっけ? あれ? 別の種類?

まあいいや。とにかく、こういう強そうなのを従魔にしたい!


って事で、まずはチップの村を目指すのだ!

あっ、ちなみに、1階に居るトレントを倒すとサクラの木のチップが手に入るらしい。

それを利用して燻製業が盛んだそうだ。だからチップの村って言うんだってさ。

俺からのちょっとしたトリビアだ! ヘー、ヘー、ヘー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ