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準備完了?

200話です!

ハズキ君の一言で、武具選びが一気に楽になった。

それは「貰えるんだから、全部貰えば?」という言葉だった。

貰ってから選べと、、、そりゃ楽だ!

って事で武具選びは終了した。

現物があった方が選びやすいからね!

タルーンさんに話したら、「余った武具は売って下さいね」と笑顔で言われた。さすが商人。

『門のシール』を貼るミスリルの板も貰った。


ヒタキさんは、早速2人組合から連れて来た。1人は男性、1人は女性だ。

話を聞くと夫婦だった。

この2人がカジノの町の家を管理してくれるらしい。

でもあの家、管理人の部屋が無いよと言うと、庭に建てるそうだ。

ならばと、サガワさんに宛てた手紙を書いて渡す。

『庭に管理人用の離れを建ててください。費用は後で払います!』と書いておいた。

あの人なら察して良い物を建ててくれるだろう。多分……。

サガワホテルのツバキさんに渡してと告げ、そして出来るまでは二階の中心の部屋を使っていいからとお願いしておく。

送り届けて、この件も終了!


王都の家は部屋があまりまくってるので、手前から使っていく事になった。

ヒタキさんは一番奥の部屋を使うそうだ。

こちらには2人メイドさんが通いで来るそうな。

懸念してた給料だけど、良い方法を思いついたのだよ。

そう!王様に頼むのだ!

残ってた『何でも叶えてくれる権利』を利用して、給料を捻出してもらう!

これで何人でも問題無し!

ついでにこの払ってもらう給料には、カンキジコンビやコタニさんのも含めておいたぜ!

期限は俺が死ぬまで。

これで死ぬまでに何人雇っても大丈夫! と思ったらネモト卿から「MAX20人までにしてください!」と懇願された。

まだ10人だからそれでOKしておいた。

帰り際に王様がネモト卿に迫られてるのが見えたが、自業自得なので怒られてください。俺は悪くない。


魔法の本と無の魔法石は、ちゃんと家に置いてあった。

無の魔法石は1000個もあったのには驚いた!

全部マジックボックスに収納しといたけど、収納が大変だったよ。

魔法の本は、初級の3と4だった。

中級は所蔵してなくて、売ってもなかったそうだ。そう書いたメモが挟んであった。

これは道中で読んで覚えようと思っている。


これでやっと、王都でのする事は全部終了!!

後は魔道の国に向かうだけだぜ!!

あっ、それで思い出したわ。ギルドに行ってダンジョン情報を仕入れてこないと。

後、道が判らないから地図も買おう。

キジマさんに聞いたけど、この国を出た事が無いそうで知らなかったんだ。



やってきました、王都のギルド!

何だろう、綺麗と言うか洗練されてると言うか、とにかく何かが違う。

冒険者も綺麗にしてる人達ばかりだ。

やっぱり護衛の仕事が多いからだろうか? 貴族の人達なら、汚い格好をしてる冒険者は雇わないだろうし。

何か自分が場違いな気がしてきた。さっさと用事を済ませて帰ろう。

今日は、我々の頭脳であるキジマさんを連れてきている。

皆は家の掃除中です。ヒタキさん指導の下で掃除している。ハズキ君も掃除している。いや、させられている。


一番右の受付が空いたので、そこに向かう。

やっぱり受付は厳つい男だ。ギルドに女性の受付が居るってのは、やはり物語の中だけの話なんだな……。

荒くれ者の相手をするのは、やはり元荒くれ者なんだろう。女性には無理だ。

逆に考えると、女性(しかも美人とか)が受付してる所は平和なんだろうね。

じゃあ冒険者なんていらないじゃん! おっと1人でボケツッコミしてる場合じゃなかった!


「すみません、ちょっと良いですか?」

「おう、丁度空いた所だ。どうした?」

「魔道の国に行くので、道中を知りたいんですよ」

「ん? お前も冒険者か?」

「そうですけど?」

「組合証を出せ」

「えっ? 何故ですか?」

「途中、宿場町が無い所があってな。だからペーペーには行かせられないだよ」


うん、こりゃヤバい。俺、全く更新してないから、いまだに青色のままなんだよね……。

キジマさんに出してもらえば良いか? でもお前も出せって言われるんだろうな。

しょうがないので素直に首から外して渡す。


「おいおい、青色かよ。これじゃあ教えられないぜ……んん?」

「どうかしましたか?」

「お・お・お・お・お・お・お・お前、福田哲司って言うのか?!」

「それに書いてある通り、福田哲司ですけど?」


何故か俺の名前を確認すると、受付の男は顔面蒼白になった。

そして椅子をひっくり返しながら立ち上がると、奥に走り去っていった……。

何だよ?! 不安になるじゃないか!!

周囲の冒険者の視線が痛い……。

ヒソヒソと話す声まで聞こえる。その中には「犯罪者か?」みたいな言葉まで!


どうしたもんか。帰ろうにも、受付の人が俺の組合証を持って行ったし。

オロオロしてると、奥から顔に傷のある40台くらいの細マッチョなオッサンがやってきた。

手には俺の組合証が握られている。


「お前が福田哲司か?」

「は・はい、そうですけど」

「俺は、ここのギルドマスターのフクダだ! ちょっと奥まで来い!」


ヒィィ! 何か怒ってるよ!!

早く魔道の国に行かせようとしたのに、行きませんでした……。

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