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ハズキ君

ハズキ君の行動を見てて思ったのが、従魔の事。

触れるとか、犬とか、乗れるとか、可愛いとか、犬とか、良いよね!

そういうのを増やしたいな。

魔道の国への道中に探してみようか。

一度王様が言ってたように、ギルドに寄ってみよう。


帰ろうとすると、何故かハズキ君が付いて来る。

既にガーは腕時計の中なのに。


「どうした?」

「一緒に魔道の国に行くってなっただろ?!」

「? うん、そうだけど?」

「だから一緒に行くんだ!」


……もうついて来る気らしい。

それで良いのだろうか? 誰かに聞いてみないと。


「いいよ~。聞かなくても! 大丈夫だよ~!」


うん、これは大丈夫じゃないパターンだな!

道中に居たメイドさんに話すと、案の定捕まってた。


「裏切り者~!!」


いやいや、裏切るも何も無いでしょうが。

ちゃんと王様と話して決めてきなさいな。


馬車乗り場へ行くと、騎士の人が俺の馬車を持ってきてくれた。

そう、今日は自分の馬車で来たのだ。

御者は騎士の人がしてくれた。

朝、遅れてはいけないからと馬で迎えに来たのだ。

でも、馬に乗れないと話すと、私が御者をしますから馬車で行きましょう、と親切な事を言ってくれた。

なので、今タルーンさんの所には騎士の人の馬が居る。

御者をして馬車と俺をタルーンさんの所まで送った後、また自分の馬で城に戻るらしい。

お手間取らせてスミマセン……。


今日は帰った後に、貰った王都の家を見に行くのだ!

謁見の間で「お受けします」が終わったので、晴れて俺の家となったからね!

そこには大量の無の魔法石と、魔法の本が置いてあるはず。楽しみだ!


来た馬車に乗ろうと扉を開けると、そこにはハズキ君が居た……。

黙って扉を閉める。あれ、幻覚かな?

さっき城の中で別れたはずなんだけどなぁ。

躊躇していると、中から扉が開けられた。


「早く行こうよー!」

「了解は取ってきた?」

「う・うん!」


絶対ウソだ。どうにかしてあのメイドさんから逃げてきたに違いない。

なかなかの行動力じゃないか。変な『技術』を覚えてないだろうな?


「そこの騎士さ~ん。ここにハズキ君が居ますけど、許可取ってますか~?」


近くに居た騎士はギョッとしている。

慌てて一人が城の中に走っていった。確認しに行ったんだろう。

もう1人の騎士はコチラにやってきて、ハズキ君を確保した。


「何故バラすんだ!」

「何故逃げるんだ?」

「「……」」


お互い答えない。沈黙してると城から老執事っぽい人が騎士に先導されながらやってきた。

そしてハズキ君をズルズルと連れて行った。

やはり逃亡してたか。


ハズキ君と別れ、城を後にした俺はタルーンさんの店に到着した。

時刻は既に昼を回っている。馬車の中で昼飯は食べたよ。

騎士の人はお帰りになったので、今度はカンダさんが御者をして皆で王都の家に行く。

地図を見ながらなので少し迷ったが、タルーンさんの店から10分ほどの距離を進むと到着した。


初見の感想は、デ・デカイ……でした。

貴族のお屋敷なの? 庭に馬車を止める所が3箇所もあるんだけど?

皆を呼んでパーティーでもするの? こんな家、管理出来ないよ?

戸惑いながら玄関を開けると、そこにはハズキ君の姿が……。


「遅いー!」


お前は忍者か?!

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