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技術選び

早速アサイさんに耳打ちする。


「『麻痺耐性(A)↑・阻害耐性(A)↑・魔法耐性(A)↑』ってなってるけど、何で?」

「私の為にお金を使わせているので、そのお礼だそうですよ」

「マジで?!」

「大体、派遣するなら現地のお金を持たすべきなのですよ。

 それを怠った上の者の怠慢です。それを耐性を上げて誤魔化そうとしてるのですよ。

 きっとそうです! そうに違いありません!!」

「えっ? 普通は自分のお金を使って、領収書を貰って、帰ってから会社に提出して、後から返してもらうんじゃないの?」

「……派遣されたのが初めてなので判りません! 知りません! 聞いてません!」

「……いや、そうだった! みたいな顔しながら言われてもな……」

「と・とにかく、得した! と思ってればいいんですよ!」


得したと言うより、お金で耐性を買った感じだ。

まぁAにするなんて、いくらお金が要るか判らないから、得と言えば得かもしれないけど。


結局この後はする事が無くなったので、俺は宿に帰る事にした。

今日はもう宿から出ないと言うと、カンキジコンビとコタニさんは3人で買い物に行くってさ。

服とか買うらしい。カンダさん、女性の服選びは長いよ? ご愁傷様です。

アサイさんは部屋でゴロゴロするらしい。いつものままじゃないか。


何故今日はもう部屋から出ないかと言うと、リストを見て決めたかったからだ。

さっさと決めて帰ってもらうのが一番だろう。


まずは『技術』だ。

レベル上げに役に立つモノが欲しい。

でも、レベルを上げた後は戦闘なんかする気は無い。

この矛盾をクリアするモノを選びたい。

実は候補はあるんだ。『索敵』と『必中』の2つ。


『索敵』は字の通り敵を探す技術。説明を読むと、探すというよりも敵の気配を察知するようだ。

アサイさんが狩りにも役立つ的な事を言ってたので、持ってれば便利だろう。

運の力で代用出来るって? たしかにそう。

「見つけたい」と願えば見つけれる。でもそれには願ったり、祈ったりが必要。

だが、この『索敵』はパッシブスキルらしい! それならいちいち祈らなくても良い。

パッシブスキルと判ったからには、これは貰うモノに決定だね。


次に『必中』。これはカンキジコンビが欲しいって言ってたモノだ。

持ってる人はかなり少ないらしい。

俺が覚えて、皆に教えたらいいかな~と思ってる。

それで覚えてもらえたら、俺のパーティーは無敵じゃない?

うん、覚えよう。


これで2つは決まった。残りは5つ。 

項目は『能力』『属性』『技術』『付属』『称号』『魔法』と6つあるが、今は『技術』が優先。

『能力』は余ったら上げればいい。『属性』で上げれるらしいからね。

『付属』は『属性』に関わってるので何か付けたいが、説明を見てもさっぱり判らないので諦めた。

『称号』は無視だ。消せるなら良いけど、足すなんて自称を付けるってじゃないか!

『魔法』はすでに3つ使って覚えた。他のは魔法の本を買って覚えれば良いだろう。

って事で、『技術』が優先。


あーでもないこーでもないと色々考え、最終的に2つ選んだ。

『罠』と『サマナー』。


『罠』は罠を作ったり発見したりする技術らしい。

ダンジョンでは必須能力じゃないだろうか?

そして、家を買った時。不法侵入を防ぐ為にも必要じゃない?

ちなみに罠を解除するのは別の技術だった。

そっちは悩んだけどやめた。罠のある所に行かなきゃいいんだよ。


そして『サマナー』。

これはなんと召喚の技術!! 魔力は使うけど、魔法じゃないんだってさ!!

自分の従魔を呼んだり帰らせたり出来るらしい!!

これでいつでもポチと会えるぜ!! ヒャッハーーーー!!


従魔を増やせば、色々便利だろう。

デカい鳥とかなら、空中移動も可能になる!

強い従魔なら、俺の代わりに戦闘もしてもらえる!


従魔を増やす事も考えなくちゃね。

どうやって従魔にするんだろうね? ポチの場合は知らない間になってたし。

やっぱり餌付けなのかな?



これで残りは3つ。

これは『属性』に使う予定。魔力と生命力をAにしてもらう。

魔力は現在Bなので、1つ使ってAに。

生命力は現在Cなので、2つ使ってAに。

これで全て使い切る。完璧じゃない?

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