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武具の店タルーン

翌朝、朝食を食べてからタルーンさんの店に行く。

朝、アサイさんの部屋から俺が出てきた所をコタニに見られて騒動になったが……。

買い物してから帰るのは遅くなる為に、もう1泊する事にした。

宿代を払うついでにタルーンさんの店の場所を聞いてきた。

この宿から1本道で、5分も歩けば着くそうだ。

この通りはメイン通りのようで、色々な店が軒を連ねている。

昨日書いた買いたい物を売ってる店もあるかも? タルーンさんに聞いてみよう。


結局キョロキョロしながら歩いていた為に、タルーンさんの店に着くのに10分かかってしまった。

店は石造りで、防犯の為か入り口に私兵が立っている。

勝手に入って止められるのもアレだし、ここは私兵の人にお伺いをしようじゃないか。


「あの~、福田という者なんですが、タルーンさんはいらっしゃるでしょうか?」

「どちらの福田さんでしょうか?」

「え~と、、、カジノの町で会った福田です」

「会っている人は多いですからな。何かありませんか?」

「え~~~~、、、これは言いたくなかったですが……多分帝王と言ってもらえば判ると思います……」

「帝王ですか? 判りました。少々お待ちください」


私兵の人は、ハァ? って顔をしながら中に入っていった。

本物の帝王(居るのか知らないけど)の訳無いよね? でも万が一って事もあるし? と考えたんだろう。

本当にいい加減このあだ名を払拭しなければ!


などと考えていると、先ほどの私兵の人が戻ってきた。


「お待たせしました! 福田様、どうぞお入りください!」

「あ・ありがとうございます」


なんだろう? 若干興奮しているように見えるけど……?

タルーンさんに何か聞いたんだろうか?

気になるが詮索すると地雷を踏みそうだ。やめておこう。


中に入るとタルーンさんが満面の笑みで迎えてくれた。


「ようこそいらっしゃいました! このタルーン、感激で御座います!!」

「いや、そんな感激されるほどの者じゃないですよ?」

「いえいえ、その後の活躍も聞いていますよ!」

「え~、何を聞かれたんですか?」

「良い馬と馬車を買われたとか、競馬で1点勝負して大儲けしたとか、順調にハーレムを作っているとか、です!」

「耳が早いですね?! 後、最後のは違いますから!!」

「そうですか? また1人増えたと聞いていますが?」

「違います! そもそもハーレムなんか作ってないですし!」

「そちらの方では無いのですか?」

「違います! え~と、幼馴染?です!」

「ふむ、幼馴染がいつの間にか恋人に……羨ましいシチュエーションですな」

「違うって言っとるのに?! 帰りますよ?!」

「ハッハッハ、冗談はこれくらいにしましょうか。今回は何をご所望で?」


やっとまともに話をする事ができそうだ……。


「今攻略中のダンジョンなんですが、ゴーストやスケルトンが出る階がありまして。

 それの対策の為に何か良い武器が無いかと思って尋ねたのですよ」

「なるほど、なるほど。福田様がお使いになるのですかな?」

「いえ、護衛の者が使います」

「なるほど。ではどなたが護衛の方でしょうか?」

「俺です。カンダと言います」

「私もです。キジマと言います。武器は自分で買いますよ?」

「いやいや、キジマさん。俺を守る為なんだから俺が払うよ。必要経費ですよ」

「しかしですね?」

「妥協して買われても、イザって時に壊れた!とかじゃ困るでしょ?

 それなら俺がスポンサーで、高価でも効果のある物を買ってくれた方が良い。

 例えば、今回はゴースト対策だけど、次の階に行ったら役に立たないじゃ困る訳で。

 その度に買いに行くのもバカみたいでしょ?

 なかなか来れないんだから、来た時に良い物を買っておこうよ」

「……判りました。よろしくお願いします」

「コタニさんもね」

「私もっスか?!」

「そうだよ? 護衛でしょ?」

「そうでした! 了解っス!」

「じゃあ私にも買って~!」

「じゃあ3人分、お願いしますね」

「スルー?! 私だけスルー?!」

「アサイさんは必要無いでしょ? それともダンジョンまでついて来る?」

「行きません。必要ありません。帰ります」


こうして、タルーンさんに武器を選んでもらえる事になった。

まぁ合計で2000万を超える事は無いだろう。無いと信じたい……。


色々な武器を見ていると、来客があったようだ。

チッ、イケメンかよ……。

99話「支援魔法」は、何故か後半が消えてました!!

先ほど慌てて修正しました!!

すみませんでした!!

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