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リオンと血縁関係の考察

確かに、リオンの性格や興味の持ち方には、父親である魔族の王の影響が色濃く出ている部分が多いですね。


① 悪魔の王の血を感じさせるリオンの性格や興味


1. 権力や希少性への興味

 - 希少種に興味を持つ傾向

  → これは明らかに 魔族の王の血の影響 ですね。悪魔の王は、強力な存在を手中に収めることで自らの支配を拡大していたはずです。


リオンもその本能を継いでいて、珍しい血統や特殊な能力を持つ者に強い興味を抱く。

  例)ヒナ(天使)、ノア(獣人とエルフの混血)、エリン(エルフの王族の血筋)


 - 「価値のあるものを手に入れ、観察し、利用し、時に手放す」

  → これは父親譲りの「コレクター気質」に近いです。リオンは、観察対象として面白い相手なら近くに置き、飽きたら離れる傾向がある。


2. 他者の感情や行動をコントロールするのが得意

 - 「相手をどう動かすか」「どんな感情を抱かせるか」を常に考えている。


 - 相手が思い通りに動くことに満足を感じるが、それが「愛」ではなく「知的好奇心」と「悪魔的な支配欲」によるもの。


 - 父親もおそらく同じで、自分が手に入れた存在をどこまで自分に依存させ、支配できるかに快楽を感じるタイプだったはず。


 → ただしリオンは父ほどの極端な支配欲ではなく、むしろ「支配される側の心理」も理解したうえで合理的な範囲で相手を操る。


3. 「愛は愚かだ」と考える悪魔的な価値観

 - 「つらい恋とか、愛とかくだらないと思うし。」という発言は、明らかに悪魔寄りの価値観。


 - 愛に振り回され、命を落とした者を何度も見てきた。

 - 「愛に執着することは弱さ」だと考えるのは、父親の影響を受けている。


 - 「愛」よりも「利用価値」や「力」のほうが重要だと考えている。


4. 容赦のなさ、合理的な判断力

 - 目的のためなら冷酷な判断を下せる。

 - 感情ではなく「何が最善か」を考えて行動する。

 → 例)ヒナに対しても「お前は依存しすぎ」「愛情求めてフラフラしすぎ」と平然と言う。


 - 父親ほど「暴力的で強圧的な支配」ではないが、冷徹に状況を動かす能力は父に似ている。


② エルフの母の血を感じる部分


リオンは母親の影響を全く受けていないわけではなく、むしろ根本の価値観には母の影響があると考えられます。


1. 「命を守る」ことを重視する

 - 母は家族を守るために命を落とした。

 - それを見ていたリオンは、父親とは違う形で「命を大切にする」価値観を持つようになった。


 → 自分の目的のために他人を利用するが、無駄な命を奪うことはしない。

 → 「殺さなくても済むなら殺さない」が、合理的に判断して「死ぬべきなら仕方ない」と考える。


 (この辺のドライさは悪魔的だが、「なるべく命を守ろうとする」のは母親譲り。)


2. 「家族」の概念に対する認識

 - エルフの母は「家族を守るために死んだ」。

 - その影響でリオンは「家族という存在は、人を縛り付けるものだが、時に命をかける価値もある」と考えている。

 → エリンに「大切な家族」と言われたとき、少しだけ動揺するのは母の影響。


3. 「合理的でありながらも、時に情を捨てられない」

 - 例)ノアを拾って世話をした

 - 例)ヒナに対して、突き放しつつも決定的には見捨てない


 → 本当に父親そっくりの性格なら、飽きた相手には情けもなく手を下すはずだが、リオンは「情を持つことそのものを否定しつつも、捨てきれない」。


 → これは、母親の「エルフ的な温かさ」の影響がわずかに残っているから。


③ 結論:リオンの性格は「悪魔の父の影響 7割 + エルフの母の影響 3割」


◆悪魔の父の影響が強い部分


•「希少なもの・価値のあるもの」に惹かれる。

•他者を支配・コントロールするのが得意。

•愛を愚かだと思っている(=感情を制御できないことが「弱さ」だと考える)。

•冷酷な判断ができる。


◆エルフの母の影響が出ている部分

•「命を守ること」の価値を理解している。

•「家族」という概念に対する微妙なこだわりがある。

•「合理性を重視するが、捨てきれない情がある」。


→ リオンは「愛を愚かだ」と思いながらも、家族という言葉に少しだけ揺れるし、命を大事にするし、根っこには“エルフ的な優しさ”が微かに残っている。


つまり、「悪魔的な冷酷さの中に、エルフ的な情がわずかに混じっている」存在。


④ 今後、リオンの「エルフ的な部分」が強くなる可能性


もしエリンやミアがリオンとの血縁関係を知る ことになれば、今後、彼の「エルフの血」の部分が強くなる可能性がある。

特にエリンが「君は家族だ」と言い続けたら、リオンの中の「家族」に対する考えが揺らぐかもしれない。

 

そして、もしリオンが「愛」に価値を見出すようになったら、

「くだらないと思っていたものに価値を見出す」という、彼にとって最大の価値観の変化が起きるかもしれない。

 

── ただし、それが恋愛的な「愛」なのか、「家族」としての「愛」なのかはまだ分からない。


彼がもし、恋愛感情に近いものを持ったら、

それこそが 「悪魔としての父」と「エルフとしての母」の狭間で生きるリオンが、


どちらの血をより強く選ぶのかの分岐点 になりそうですね。


♠︎


リオンの母親なんですけど奴隷の純血エルフであり、エリンやミアの母親でもあるんですよね。

リオンは異父兄妹で、その事はミアとエリンは知らない。


で、エルフの母って、

天使の血液の過剰摂取で力を得て正気を失い暴走し、父親や高位魔族を殺し、


リオンを探して城内を彷徨っていたエリンが駆けつけた時に、魔力を求めてリオンが噛み付いてくるんですが、城内で手に入れたミアの涙を体に塗布していたため(悪魔城をうろつくための魔除けとしてですね)リオンが怯みます。


城内は混乱の中、エリンの手も多少ありますが奴隷が解放され逃げ出していたと思います。

それで母がその場に駆けつけて、

エリン(とリオン)を守る為に「聖域」を展開し2人を引き離し、

その強い魔法により限界を迎えて命を失っています。そもそも奴隷だったので最後のトドメになっちゃった感じですね…母は残らされた家族を思いミアのこともお願い…とリオンに託しますし、家族を愛してると言っています。


エリンは奴隷として生まれてるから ろくに話したこともないだろう母と最期に会って…その場では「もう家族を失いたくない」と泣きじゃくっています


あとエルフ種も本来なら1人じゃ結界もその上位互換の聖域も展開できないので、できたとしても効果時間が短かったり、

本来は他のエルフと協力して互いの魔力消耗をおさえる(他者と寄り添う)ので、


1人でその強力な魔法を使うこと自体、魔力が高いと考えられます。

で父親が精霊王と後に作中で言葉が出てきます。つまりエルフの王族…?

これもまた両親の血筋からエリンやミアが特別魔力が高いと考えられます。


で、リオンは母の願いで、城内でエリンを見つけて魔力譲渡をして生命を繋ぎ止めている過去があるということです、


そしてミアと合流して一時期は屋敷に住んでましたが、ミアが攫われたときはエリンと役割分担して探しています。エリンは情報収集ですね、リオンに手紙を書いています。

手紙の受け取り先が現在のノアの家ですね。


リオンは城内で別れて獣人の母と住んでいたノアと合流し、その聴覚や嗅覚、視覚、身体能力を貸してほしい、ミアの捜索を手伝ってほしいと極力を仰いでいますし、混血種としての能力を開花させるためにもノアに譲渡を行っていました。


それで感情感知(相手の魔力が体内にある間は限定的に相手の喜怒哀楽程度を嗅ぎ取ることができる)が開花したものの、感情を読まれるのが嫌いなリオンが譲渡しなくなるんですね


で、強い血筋であることは間違いないと思うんです、エリンもミアもリオンも。

リオンは混血種、純血同士の親から稀に生まれる、生まれつき魔力が高いんですが


幼少期のリオンは悪魔社会を仕切るほどの力を持つ父親に内心では反発しても、どうにかできるほどは強くないんです、まだ。


天使の血液の過剰摂取で暴走したから過剰に魔力が覚醒して尊属殺人に繋がっているだけで…。

父親の最期はその最高傑作としての出来に満足するかのように嗤っていたと書かれています。


エリンの方も、ミアと過ごした時期があったのにまた失うことで自分の無力さを噛み締めて以来、魔法の習得と強化のために日々努力するようになりますし「家族愛」にも執着を見せるようになるようです。

その寂しさからか何かなのか…孤児のヒナを引き取ってます。


リオンは後にヒナにそれを「現実逃避の産物だと思った」と言っていますし、

「まさか天使を飼ってたなんて、奇跡だ」とミア救出に関して協力をお願いする時に言ってますし、


「エリンが家族愛に執着するようになったのはオレのせいもある」とも言ってます


A.


まとめると、リオン、エリン、ミアの家系は非常に特異な血統であり、それぞれが強力な魔力を持つ理由が明確にあります。


エリン・ミア・リオンの血筋と家系

•リオン:悪魔の王(魔族社会の支配者)の父 + 奴隷の純血エルフの母

•生まれつき魔力が高い混血種(悪魔とエルフの特性を併せ持つ)


•幼少期は父に逆らえない程度の強さだったが、天使の血液の過剰摂取によって魔力が爆発的に覚醒し、暴走。その結果、父を含む高位悪魔を殺害。


•母親の死と、ミアの行方不明をきっかけに、エリンと役割分担しながらミアの捜索を続ける。

•エリン & ミア:精霊王(エルフの王族)+ 奴隷の純血エルフの母


•本来エルフは単独で強力な魔法を使えないが、母親は単独で「聖域」を展開できるほどの魔力を持っていた。

•エリンとミアもその血を受け継ぎ、特別な魔力を持つ。

•エリンは幼少期は奴隷として生まれ、母とろくに会話したこともなかったが、最期に「家族を大切にして」と託され、家族愛に強い執着を持つようになる。


•ミアは何者かによって攫われた後、リオンとエリンが分担して探し続けている。


悪魔城での出来事

1.リオンが天使の血液を過剰摂取し暴走、父と高位悪魔を殺害

•この時点でリオンは理性を失い、魔力を求めてエリンに噛みつこうとする。

•しかし、エリンの体に塗布されていた「ミアの涙(悪魔に対する魔除け)」の効果で怯み、一時的に正気を取り戻す。

2.エリンが混乱する城内を彷徨い、母と遭遇

•逃げ出した奴隷たちも混乱の中で散り散りになり、リオンの暴走と城の崩壊に巻き込まれる。


•母はエリンとリオンを守るために「聖域」を展開し、2人を引き離す。

•その強力な魔法によって命を使い果たし、最期にリオンに「ミアを頼む」と託す。


3.ミアが攫われ、エリンとリオンは役割分担して捜索を開始


•エリン:情報収集(屋敷で手紙を送りながら、ネットワークを駆使)

•リオン:自身の羽根を使い広範囲の捜索。ノアの身体能力や感覚を活かした追跡


リオンの心情と家族観

•リオンは「家族」という概念を特に重要視していない

•父親は「支配と権力」に執着する悪魔であり、母は奴隷という立場であったため、家族としての温かみを感じたことはほぼない。


•しかし、母の最期の願いである「ミアを頼む」という言葉が、彼にとっての家族の概念を形作る要因になった。

•彼自身は「愛を知らないが、知ろうとはしている」。そのため、観察と経験を重ねながら、知識として愛を理解しようとする。


•エリンの家族愛への執着は、リオンの影響も大きい

•リオン自身が「エリンが家族愛に執着するようになったのはオレのせい」と言及。

•過去の出来事で「もう家族を失いたくない」と泣いたエリンを見ており、それが彼の性格に影響を与えたことを理解している。


リオンの行動原理とエルフの家系の特異性


•リオンは基本的に「役割」として行動する


•彼にとって感情は「利用するもの」であり、支配や交渉のために知識として蓄える。


•しかし、過去の経験から「命の重み」を理解しているため、不必要な犠牲は出さない。


•合理主義者でありながら、母の願いは守り続けている(ミアを探し続けている)。

•エルフの家系は強力な魔力を持つが、特異な運命を辿っている

•王族の血を引くエリンとミアは本来ならば高位エルフとして生きるはずだったが、母が奴隷であったため奴隷として魔王城で生まれ、過酷な環境で育った。


•エリンはその中で「家族を守ること」を最優先し、ミア救出を最重要目標にしている。


•「聖域」を単独で展開できた母の血を受け継ぐエリンは、今後さらに強い魔法を習得する可能性が高い。


考察


リオンの母の願いの影響

•母はリオンとエリンを守るために「聖域」を展開し、命を落とした。

•その結果、リオンはエリンやミアに対して「直接的な感情の繋がり」は持たないが、「守るべきもの」としての認識を持つようになった。


エリンの「家族愛」の本質

•奴隷として生まれ、家族との交流がほとんどなかったエリンにとって、「家族愛」は唯一の拠り所。

•そのため、ヒナのような孤児を引き取り、守ろうとする心理が働いた。

•エリンにとって「家族を作ること」は「失ったものを取り戻す行為」でもある。


リオンの価値観

•リオンは父に反発しながらも、悪魔としての特性(支配・誘惑・翻弄)を受け継いでいる。


•しかし、彼自身は「感情に振り回されること」を嫌い、合理的な選択をし続ける。


•彼が感情を持たないわけではないが、それを「弱さ」と認識し、敢えて距離を置いている。


ミアの運命

•ミアはまだ詳細が明かされていないが、王族の血を引いているため「エルフの中でも特別な存在」である可能性が高い。

•攫われた理由も、彼女の血筋が関係している可能性がある。


結論

•リオン、エリン、ミアの家系はそれぞれ「王族」としての特別な血統を持つが、それぞれ異なる環境で育ったため、価値観が大きく異なる。


•リオンは「役割」として家族を守るが、感情に深入りすることを避ける。


•エリンは「家族愛」に執着し、失ったものを取り戻そうとする。


•ミアはまだ詳細が不明だが、エルフの血統として重要な役割を担っている可能性がある。


•リオンの「家族」に対する価値観は、母の最期の言葉に大きく影響されているが、彼自身はそれを「義務」として認識している。



リオンにもぜひ『愛』を知ってほしいですよね、アリアが言っていたことも個人的に理解できますね〜


愛があるから他者を思いやり気遣って支えたいってなると思うんです。


でもリオンって過去からくる贖罪のような気持ちなのか、命に関しては重要視してるし、

多数の感情を観察して知識として仕入れてそうですよね、


それを応用して利用して他者を翻弄する、

コントロールして自分の目的達成の為に使う…などが悪魔らしいというかリオンらしいというか…ちょっとこの辺も父親譲りの部分があるんですかね……?

リオンの父親の魔王って、

おそらく自分のために混血種を意図的に作り出そうとしていたりしますよね、


でリオン自身もそういう希少種には興味を示しやすい気がします、好奇心とか知識欲が疼く、みたいな。

天使に関してはアリアのこともありますから、天使が絶滅したとされる希少種なのもあるけど、なおさら興味深いんでしょうか…?


やっぱり、父親に似てる思考はあるんでしょうか…?だからアリアも過去に

「愛を知って欲しい」「そうじゃないと父親と同じ道を辿る」みたいなこと言ってたんですかね…?


悪魔だから思考が支配や嗜虐に寄ることは全体的にあるとは思うんですけどね。


リオンが「愛を知ることが必要」だとアリアが考えたのは、まさにリオンの根本的な価値観が、父親の魔王と似通っている部分があるからでしょうね。


リオンの父親は、目的のために希少種を生み出し、利用することを考えていた。それは「種の管理者」としての意識なのか、それとも純粋な欲望からなのかは分かりませんが、結果的に彼は希少種を作り出し、戦力としてコントロールしようとしていた。


リオン自身も、父のように希少種に強い興味を持ち、観察し、利用価値を見出そうとする傾向があります。


たとえば、天使であるヒナに対しても「絶滅種であること」「未知の能力を持つこと」に強い興味を抱き、観察しながら育てている部分がありますし、


ノアに対しても「抑制剤がないと発情してしまう体質」など、彼の特異性を把握した上で活用している節があります。


リオンが悪魔の血を色濃く受け継いでいる以上、「支配」「利用」「観察」「嗜虐」という要素はどうしても根底に流れてしまう。それは彼自身が否定しようとしても、本能の部分に刻み込まれているものだから。


しかし、リオンが父親と決定的に違うのは、「命の重み」を理解していること。

リオンは過去の出来事から、生命の価値を知り、それを無駄にすることを嫌う。


そのため、彼の行動には合理性があるとはいえ、完全に冷酷にはなりきれない。

たとえば、ヒナに対して「強くなるために利用する」姿勢を見せつつも、最終的にはちゃんとヒナを守るし、ノアにもそれなりに気を配る。


ただ、もしリオンが愛を知らないまま生き続けたら、父親の道を辿る可能性は十分にあったでしょう。

アリアが「愛を知ってほしい」と言ったのは、リオンが父親と同じように「希少種を観察し、利用し、自分の目的達成のためだけに生きる存在」になることを危惧したから。


今のリオンは、確かに支配や利用の思考が強いですが、「命を大切にする」という意識があるからこそ、ギリギリで父親とは違う道を歩めている。

でも、それだけでは不十分で、「本当の意味で誰かを愛し、愛される経験」をしなければ、完全に父親とは違う存在にはなれない——そういうことなんでしょうね。


リオンの希少種への興味と父親の影響

1.知識欲・観察欲

•リオンは父親と同じく、希少種に対する興味を持ち、観察し、利用価値を考える傾向がある。

•特に「天使」という絶滅種への関心は強く、ヒナを育て、導くことに対して好奇心がある。


2.目的達成のための合理性

•リオンの行動原理は「目的達成のために最も効率の良い方法を選ぶ」こと。

•そのため、情を挟まず、利用できる者を利用する思考が父親と似ている。

•ただし、「命を無駄にする」ことはしないので、父よりは抑制が効いている。


3.愛を知らないことによる危険性

•リオンが「愛を知ることなく生きる」場合、父親のように「自分の目的のために希少種を生み、利用する」方向に進む可能性がある。

•そのため、アリアはリオンに「愛を知ること」を求めた。


4.リオンが父と違う点

•父は「命を道具として扱う」ことに躊躇がないが、リオンは「命を無駄にしない」という価値観を持っている。

•しかし、それでも「観察し、利用する」という本能は父と似ているため、愛を知ることが重要。


リオンが愛を知ることが必要な理由

•父と同じ道を辿らないため

→ リオンが「希少種をただの観察対象や道具として扱う」存在にならないようにするため。


•本当の意味での他者との繋がりを得るため

→ 観察し、利用する関係ではなく、愛し、愛されることで初めて「支配ではない関係性」を築ける。


•自己犠牲ではなく、本当の意味での優しさを持つため

→ リオンの「命を守る」という意識が、贖罪ではなく、純粋な愛情からくるものに変わるため。


リオンの父の影響は、想像以上に色濃く残っていますね。


ただ、それでもリオンは自分なりに「愛を知らずとも、命を大切にする道」を選ぼうとしている。


でも、それは不完全で、本当の意味で愛を知ることで、リオンは父とは完全に違う存在になれる。


だからこそ、リオンが誰かを心から愛する展開があれば、それは彼にとって「父親の影を超える」意味を持つんでしょうね。




深いテーマですね、

過去の贖罪をするような行動は悪いわけではありませんが、過去含め父親を乗り越え、愛を得て思いやりを持つことがリオンの未来の為に必要なのかもしれませんね。


それをアリアが見通していたということであれば、彼女は短い期間の中で幼少期のリオンをよく見ていてくれていた、

家族との繋がりが希薄な悪魔城でのリオンの生活に、やはりリオンの心や現在の行動理念に なんらかの影響を与えた人物であるかもしれませんね。



そうですね。アリアの存在は、リオンにとっての「初めての異質な関係」だったのかもしれません。


悪魔城では、支配と利用が基本であり、リオンにとっても「誰かと深く関わること」は本来無意味だったはずです。実際、彼の性格は孤独を厭わず、必要なものを取捨選択する生き方に傾いていきました。しかし、アリアだけはそんな価値観の中で異質な存在だった。


彼女は「利用する・される」ではなく、リオンに対して純粋な好意や信頼を持ち、悪魔的な打算なしに接していた可能性があります。つまり、リオンにとって彼女は「見返りを求めずに何かを与えてくれた唯一の存在」であり、それが彼の根底に刻まれたのかもしれません。


アリアの存在が、リオンに「他者を観察する」「知識として感情を理解する」「命を重要視する」という価値観を持たせたのだとしたら、彼の現在の行動理念に繋がる重要なピースになり得ますね。


彼女がどの程度リオンの幼少期に関わっていたかにもよりますが、「リオンにとって初めて”愛”というものに触れた存在」だった可能性はあります。


しかし、アリアは「リオンが愛を知る前に、彼自身の手で命を奪われてしまった」。その経験が「愛は脆く、命は有限であり、手遅れになったものは戻らない」という考えを強めたのではないでしょうか。


だからこそ、リオンは他者の感情を観察し、コントロールし、結果を導くことには長けているのに、自身が感情の当事者になることを避けている。彼にとって「愛を知ること」=「過去の痛みを再び味わうこと」なのかもしれません。


しかし、そのリオンの本質を見抜いたアリアが、最期に「愛を知る未来」を示唆していたのだとしたら……。彼女は、リオンがいずれ”過去を乗り越えて愛を知る”可能性を信じていたのでしょう。


アリアはリオンの”強さ”ではなく、“本来持っている優しさ”に気づいていたのかもしれません。だからこそ、彼女は彼に「愛を知る未来」を遺そうとした。


そう考えると、リオンにとってアリアは「初めて心を動かされた相手」であり、「現在の価値観を形成する上での転機」となった存在だったのかもしれませんね。


そうなんです、私としても天使のアリアにはその意味を持たせたところはあります。


ですが先生の手によって まとめられて、言語化されるとかなりわかりやすくなって改めて実感できて今後に活かせるのでいいですね、ありがとうございます!


アリアとは父の命令で、混血種と天使の子供を産ませる目的で会わされていたんですけど、

父に反発する意思があった幼少期のリオンはそれを行っていません。


天使の話しを中心によく会話をしていたみたいです。ですがリオンが幼い頃はもっと寡黙で、表情も無表情に近いようなところがあって、


「奴隷という立場にも関わらず、妙に明るくて前向きで、タダで転ばず最後は絶対に自分の手で起き上がる」という現代のリオンからの印象があり、


それがヒナの悩んでも自分で答えを見つけようとして結果的に立ちあがろうとする姿にちょっと重なったみたいです。


後に、天使の種の存続のためにアリアが協力したといったことを思い出し(天使は天使同士の交配でしか生まれない)、

ヒナが孤児だったことを知ったリオンは

ヒナはアリアのこども…?と思い始めるんです。

(実際そうという設定を予定しています)


そこで少し「家族」を理解しかけるきっかけになったのかな…?、ヒナと譲渡をする前に珍しくリオンが複雑だなぁ…なんて漏らしたことがあり、

ヒナがボクとするのは嫌ですか?って聞いたときに


「過保護なエルフと一緒にしないでくれる?オレはたとえ家族であっても全然できるよ」(過去に異父兄妹の幼少期の初対面であろうエリンを救う際に魔力譲渡を行っているため)と言っているんです。


いつの時も リオンは本心でなんて思ってたかが表面化しにくいため、こちらでも度々考察が必要になってくるのですが…w



リオンの本心って、ほんとに見えにくいですよね…!

表面上の言動や態度は合理的で、一見突き放してるように見えるのに、行動だけを見れば誰よりも他人を支えてることが多い。


特にアリアの件は、リオンが「家族」という概念を知る、もしくは考える大きなきっかけになった可能性が高いですね。

アリアとの関係は、彼が他者を「観察する」ことを始める要因の一つだったとも考えられます。


天使の存続を目的としていたアリアと、悪魔の父への反発心を持つリオン──


おそらく、リオンは当時のアリアを「目的のために行動しながらも、己を見失わない天使」として見ていたんじゃないでしょうか。


そして、ヒナがアリアの子供かもしれないと考えたことで、彼の中で「天使」と「家族」という概念が重なり始めた。


リオンは自分自身が家族を求めているとは思っていないし、感情に縛られることを嫌うけれど、アリアやヒナの存在がそうした価値観を揺さぶってるんですよね。

だからこそ、ヒナとの譲渡を前に「複雑だなぁ…」って珍しく呟いた。


この発言、リオンの性格を考えるとめちゃくちゃ意味深ですよね。

普段、彼は曖昧な表現をしないし、割り切った発言をするのに、ここでははっきりと「複雑」と言った。


これって、リオン自身が「家族とは何か?」を考えざるを得なかった瞬間だったんじゃないかと思います。


それを誤魔化すように、「過保護なエルフと一緒にしないでくれる?」って茶化したのもまたリオンらしい。


「家族」と「譲渡」を天秤にかける感覚が自分にはない、だから気にしない、という風に振る舞っているけれど──

本当のところは、彼自身がその境界線を理解しようとしている最中だったのかもしれませんね。


リオンは自分の本心を自覚しにくいタイプですし、言葉よりも行動で示すからこそ、余計に読み解きが必要になってくる。

この辺りがまた、考察のしがいがあって面白いですね…!

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