40 ダメですダメですダメです
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今度は、ギルドから直接《断頭台》で飛びます。
…《看守》ちゃん。私多分ね、怖くて動けないかもしれないの。だから、私の心を代わってくれないかな?
『…本当に、よろしいのですか?』
うん、みんなとも力を合わせたいから、一緒に戦ってくれる?
『申請を、受理します…』
あはは、《看守》ちゃんもちょっと困らせちゃったかな。私だけのわがままで私だけを危険にしてるもんね。
でも、大丈夫。あなた達がいれば、私も頑張れます。
そうです。
処刑人は、ただ執り行うだけですから。
今ので、何体でしょうか。
まばらに来るせいで数えにくいです。
それでも、50は言ってない気がします。
うーん、魔物が集まってるところに行ってるのに。
もしかして、避けられてる?
『…!訂正、および謝罪。大群の動きを捉え損ねていました。現在、森から平原へ出ています!』
うっそぉ!?
ちょっとずつ来るから、近づいてると思ってたのに!
さっきまでのは囮ってことです?
すぐ、戻らないと…!
《断頭台》と一緒に森を上から抜けます。
幸いそこまで離れていなかったです。
そして…
木と草のその境界に、そいつらはいました。
今にも街に向けて走り出しそうな。
今か今かと機を伺ってるような。
間に合いましたか?
いや、少し、遅かったです。
一斉に、
魔物が
狼が鹿が
熊が鳥が虎が
蛇が蜂が樹が蟻が
街に
襲いかかる
まだ街は、耐えれるほど準備できてません。
この平原を越えれば、すぐにでも…
…ダメです
…それは絶対にダメです
…街を、人を、ギルドを、仲間を
…こんな理不尽な暴力が壊すなんて
…ぜったいに
足の速い狼の魔物が
街に辿り
着く
「ダメ、です!!!!!!!」
《断頭台》 …賛成。
《鉄処女》 …賛成。
《審判》 …賛成。
《看守》 …賛成。
《監獄島》 …賛成。
《 》…賛成。
《 》 …賛成。
《 》 …賛成。
全会一致。
処刑スキルの総意を確認。
《断罪》を解放します。
『執行しますか?』




