表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しゃる・ざ・りっぱー  作者: ゆずこ
ギルドで働きます
40/53

34 楽しい一日でした

「これは、場所によって刃の形を変えているのか。刃自体の切れ味も相当だな」


「こんなすぐバラせるなんて…とんでもなくきれー…」


うふふ。うちの子をもっと褒めてもいいんですよ?

って刃の形変えてるのは私も知らなかったです。そうなの?


「ありがとうねーちゃん!また忘れそうになったら見せてくれな!」


「はい、でも今度はちゃんと用を言ってからにしてくださいね」


先生とミア君はまだ解体をするようです。私もお仕事に…

あ、すっかり忘れてました!!

結構長い間一緒に解体しちゃってます。

どうしよ、まずはグーノスさんに謝って、それからえっとー…


「おや、シャルさん。ここにいたんですね。解体のお手伝いでしたか?」


「グーノスさん!?ご、ごめんなさい…その、勝手に動きました…」


「気にしないでください。やれる事をやれる人がやる、がうちの方針ですので。そろそろ今日は終わりですし。一日、どうでした?」


「はい…たくさんの人ができることをするってこう言う事だなって思いました。助けたり頼ったりとか、他にもいろんなことが勉強になりました」


ギルドのことも、街のことも、人も。全部が面白くて、楽しかった。


「シャルちゃーん、いますかー?」


あ、サーナさんの声だ。


「お迎えですね。では、今日はお疲れ様でした」


「はい!ありがとうございました!」




「どうですか?いろんな人がいましたよね。それに、シャルちゃんのスキルももう受け入れられています。やってみるものでしょー?」


サーナさんがちょっといたずらっぽく笑いました。


「はい…こんなにあっさり、と思いました。うちの子も活躍できましたし」


「それは良かったですー」


あ、そうだ。

村の人達にも知らせないと。

もう命の心配はないから村に戻ってもいいけど、ここで頑張ってみたいです。


お手紙でも書きましょうか。

私に、仲間や友達ができましたって。

グーノス「(技術的に)素晴らしい方でしたね」

サーナ「(ずっとは)やらんぞー」

シャル「うちの子、なんて働き者!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ