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しゃる・ざ・りっぱー  作者: ゆずこ
ギルドで働きます
35/53

29 問いただします

突然現れた《断頭台》と、逃げることのできない恐怖に男は青ざめます。


「もう一度、聞きます。これは、熊の毛皮ですか?」


「ち、ちがうんだ!()()()()()()!だからこいつをしまってくれ!」


「…この依頼主にはなんと言いましたか?」


「その、毛皮を見せてよぉ。見つけたそばから殺したって言ったんだ!」


「…危険は無いと伝えたんですか?」


「あ、あぁ。ちぃとばかし()()()()()()()()()な。も、もういいだろ?熊ぁやったってのは取り消す、だから、助けてくれぇ!」


「…」





虚偽、この男は平和を乱した。


《審判》は

下される

この男の

罪ハ

断タレル…









ギリリリイリリリリリリイリリリリ
















ガツン



首に刃が届く寸前、刃の通り道を邪魔するように、台を変化させて遮ります。


深々と、木でできた台に刺さった刃は男に届くことはありませんでした。


「そうですか、では虚偽報告をしたということで処理しますね。二度と、こんなことしてはいけませんよ?」


《断頭台》をしまうと、空気が少し暖かくなるように感じました。

私も気づかないくらい、身も心も冷え切ってたようです。



あの男は逃げるようにして帰って行きました。


「シャルちゃん!大丈夫だった!?」


別の場所で仕事をしていたらしいサーナさんが飛んできました。


「あ、はい。私は大丈夫です。それより、この依頼主さんに知らせるのと…あ、あの人も逃しちゃいました…」


「…とりあえず、今のことを聞きたいので、あの部屋行きますよ?」

《  》『…………』

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