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しゃる・ざ・りっぱー  作者: ゆずこ
ギルドで働きます
30/53

24 うちの子はいい子です

「昔は昔、今は今です。シャルちゃんがいい子で安全だって周りが思えば、それだけシャルちゃんも周りを気にしなくても良くなるんです!」


言い切られてしまった。

隠すよりも、こんなの持ってるけど危なくないよーと自分で言えと。

私が隠し事下手なのを見越されてますね…


「誰しもよく分からないものほど怖いです!だったら、シャルちゃんの事をいろんな人に知ってもらいましょう!」


そのためなら、助力は惜しみませんとまで言われてしまう。


私に突然現れたスキルはとんでもなく強くて便利で。

だけども、昔、この子たちの周りは不幸になった。

この子たちは、私の思った通りに動いてくれるし、私が危険かもしれないときは守ってくれる。


無理矢理でも、村の中で生きるしか考えなかった私を、外に連れ出してくれたじゃん。


…この子たちは、いい子なんだ。


他人が、この子たちの周りを不幸にしているだけ。

だったら、そんな子たちがまた悲しいことに巻き込まれる前に。

この子たちが、とてもいい子なんだって。

私がみんなに、伝えたい。


「…わかりました。この子たちは悪い子じゃないと、証明したいです!」


この子たちも、私自身も、私以外のみんなも、不幸にならないように。


私の、生きる目標ができた。

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