20 あさのじけんです
朝です。
すごくよく眠れました。
思い出すだけでも恥ずかしいけど、心の不安が吹っ飛んだからかな。
よく考えたら、《断頭台》さんが来た時そんなに寝てなかったかも?
ギルドは、物音もしてないからまだ始業前でしょうか。
それまで少し外でゆっくりしてよう。
外に出るので、扉を開ける。
ガチャリ
バタン
…今変なの見えました。
もう一度開ける。
どう見ても男の人が立ったまま寝てます。
え、待ち伏せです!?
やっぱり捕まって殺されるん!?
『《看守》より業務連絡。就寝中に接近者1。《断頭台》によって拘束しました。判断を仰ぎます』
な、な、な、なにやってんのおおおおおおお!?!?!?!?
うそ、あっほんとに透明な《断頭台》さんがいる!
いやいやいや!解除!釈放!急いで!!!
ふっと《断頭台》が消えると寝てた男の人は後ろにバッタンと倒れる。
「あ、あの、死んでないですよね…?首繋がってますよね?大丈夫です、か…?」
恐る恐る呼びかけると、ぱっちり男の人が目を覚ましました。
「んんん?あぁおはよう嬢ちゃん、こんなとこで何してんだい?」
わーんいい人そうなおじさんでしたよ。心がいてぇ。
「あ、おはようございます。…昨日の夜、変なこととかありませんでした…?その、例えば、身動き取れなくなるとか…」
「ん?ああ、そういや急に掴まれたみてぇに動けなくなったな。ちょうどここの前で、あぁここにいたのは嬢ちゃんだったのか」
「ぅぁ…」
「いやーいい感じに動けねぇもんだからそのまま寝ちまってよぉ…どうした嬢ちゃん?」
「す、す゛み゛ま゛せ゛ん゛で゛し゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛!゛」
伏して、全力の謝罪をした。




