18 非常識田舎処刑娘です
「…普通一人一つなんですか?」
「常識です。それと、その道具も、もしかしなくてスキルって言い張るんですね?ありえないですって!」
私非常識田舎処刑娘だったの…
「いいですか!?スキルっていうのは、要は技術なんです。まず形を取るなんて考えがおかしいです!」
私おかしい非常識田舎処刑娘だったの…あと、うちの子悪く言っていいのは私だけですー。
「そんなこと言われても、えいって使ってみたら出ちゃったんだもーん。しゃるしらないもーん。そんだけうちの子最強なんだもーん」
「子どもですか!?…いえでも、本当にすごいですね。じゃあ処刑スキルっていうのは?」
お互いぴーぴー言い合って落ち着いてきました。
でも、楽しかったし。気持ちも落ち着いてきました。
「あ、えっとですね。この子たちをまとめた呼び名っていうか。最初からついてたんですけど、そういうやつです」
「最初からって、スキルを持ったその時ですか?…うーんそれも特別ですね。私の時は単に《分析》だけだっただけで、人によるのかもしれませんが。まとめた言い方というのはあまり聞いたこと無い気がします。派生ではないんですか?」
「派生は派生であります。さっき言いそびれたんですけど、《断頭台》からのやつです」
「そうですか…派生ならば一見別のスキルのようでも多様に変化すると言いますね。シャルちゃんはそれも最初から獲得したんですね…」
派生は普通にあるらしい。
それでも、技術を高めた先の超人のようなものというのが常識なんだと。
その日のうちにできるもんじゃないじゃーん。
スキルについてあれこれ話し合いました。
これまでを思えば、自分に無いものだと思って何も知ろうとしてきませんでした。
一人で落ち込んで一人で悩んで。
それに、要はうちの子たちは優秀だってことに行き着きました。
まー知ってましたけどねー!
「あ、その、それでスキルについては誰かに話さないでくださいね。やっぱりバレると危ないので」
「それ、どういうことなんですか?たしかにシャルちゃんのスキルは他とはいろいろ変ですけど」
おう変言うなや。
「昔、この子達を獲得した人は家族ごと殺されたらしんです…その、王様に。どうもこの子たちそういう人には強いそうで…」
「え、それはそれは…でも大丈夫だと思いますよ?うちの王様はスキルだけで他人を評価しないと固く誓っていますし」
な、なんだってー…




