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しゃる・ざ・りっぱー  作者: ゆずこ
このスキル 怖すぎです
19/53

14 やってもうたです

「すいません、オオカミの買取をお願いします」


ギルドの中にある買取の受付で声をかける。


「はーい、なにか依頼は受けてま、あれ?シャルちゃん?どうしたの?」

あ、さっき登録してくれた人だ。さっきまで向こうにいたのに。って登録してすぐにこっち来たら怪しい子に見える、よね?


「えっと、実はさっきまで街の外にいたんですけど、その、たまたまオオカミを…」

あかん、めっちゃ苦しい言い訳になりそう。ほかに、ほかにそれっぽい理由はぁぁぁぁ…


「…まあ、シャルちゃんが盗んだわけないし、その辺はギルドは気にしませんよー。ダメな時は他から話が来ますしー」


すごく怪しまれてる、そんな目してる。そりゃあ登録初日の、ぷに腕田舎娘が危険なオオカミ持ってくるとか、ないですよねー…


「オオカミでしたっけ、じゃあここじゃなくて直接出してもらいますねー」


連れられて、着いたのは作業場っぽいとこだった。向こうでは動物の解体、また向こうでは植物の選別、あっちは鉱石を鑑定してるのかな。あちこちでいろんなものが行き交い、瞬きの間にもその様は変わっていく。世界の全てを集めたような、もう小さな世界みたいだった。


「とりあえず出してくださーい」


はっ、見惚れてた。急いでオオカミを出す、


スキルでしまってたオオカミを、


その場で、


ためらわず、


なんの前触れもなく、


ぽんと、



…あ


「え…?魔法鞄…?あれ、一瞬で出てきたみたいな…」


受付さんびっくり

私もびっくり


や っ て も う た

やっぱシャルおまえ隠す気ねぇだろ!?

シャル「タスケテ・・・タスケテ・・・」

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