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馴染めない世界

作者: 秋和翔

今まで勘違いをしていた。

僕はこの世界が嫌いだと思っていたし、この世界から嫌われているとも思っていた。

なんでこの世界に生まれたのか意味を探していた。

この世界を好きになれるように、この世界から好かれるように。


でもそれは違っていた。


僕はこの世界が嫌いではなかった。むしろ好きといってもいい。

そしてこの世界は僕なんかには嫌いではなく興味すら持っていない。


ただ僕はこの世界に馴染めていないだけだった。隣で笑う人達を羨ましく思うだけ。そこに入ろうとはしない。

なぜか。だってこの広い世界にすら馴染めていないのに小さな世界に馴染めないとどこかで感じていたんだと思う。


僕は世界が嫌いじゃなくて、馴染めていないだけだ。周りの人が嫌いじゃないし、羨ましいし、何か温かみすら感じる。そんな人達の世界は嫌いどころか、むしろ好きだ。

ただ僕はそこには馴染めない。求めているはずなのに。

馴染もうとして馴染むのが空しく思うから、いつまで経ってもこの世界には馴染めない。


世界がどう変化しても、今は僕にとっては馴染めない世界のままだ。

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