#1 胎動
俺はカズト15歳男だ
俺が住んでいる世界の話をまずしよう
ここは地球とは違う言うなれば地球で流行っている剣と魔法のファンタジー世界の星だ
なぜそんな事を知ってるか?って
電波だ。このファンタジー世界は並列世界である地球の微力な電波でも受信しているらしい。
いわば向こうで電波の発信がなされるとこちらの科学者の見立では電波は世界をまたいてでやってくるらしい。
ただこちらでは地球ほど科学技術が発展しておらずこちらの住人はみんなそれぞれ大小なりの魔力を持っている。その力で発掘されたクリスタルを職人が向こうで言うスマートフォンやタブレットのサイズにカットし住人に売られ向こうとの電波を受信し魔力で向こうへ発信するスタイル。
つまりクリスタルを使ったスマートフォンと同じ物がある。つまり向こうのインターネットを見る事が出来る事も出来るし実は向こうのインターネットの発信は出来る事と出来ない事がある。おそらく神様がいて制限を設けてるという見解らしい。
だから向こうの動画配信サービスも見れるって事だ。
ただ向こうのお金は街それぞれにある銀行にあるATMでこちらの通貨を向こうの通貨に交換しこちらの住人それぞれが持ってるスマートフォンにチャージされるわけだ。そして使える。
ただこの世界は地球側の技術をこちらの技術と魔力で出来る事は可能にし生活の道具として使ってる。
まあそんな世界に住んでいるのが俺だ。
自分もこちらの学校の義務教育の三年制になりこちらの学校を終える最後の一年を暮らしてる所だ。
そして学校の職業の体験として荒野の新しい魔法の威力を増幅する杖のテストランを立ち会う一環で
荒野ですごい魔法使いが立ち魔法の威力に被害を受けないように離れた所にある開発スタッフのテントの前にいる。まああんま興味はないが・・・。
この機会が俺を変える事になるとは・・・
テスター用の魔法杖が震え、小さな結晶が赤く脈打つ。
次の瞬間、空気が裂けた。
――ドンッ!
試験場の壁に、爆ぜた光が花びらみたいに散った。
思わずカズトは目を丸くする。
「す、すげぇ……威力こんなに出るのか?」
開発スタッフの若い女性は、杖の煙を手で払いながら笑った。
「彼はね、この“魔法一択”で人生を切り開いてきたのよ。
若い頃に“魅せられて”ね。それ以来ずっと、この魔法ばかりよ」
“魅せられた”。
カズトはその言葉にひっかかった。
魅せられる魔法。
魅せられる技。
魅せられる何か。
この世界に生きて十五年。
魔法が便利なことは知ってる。
強い魔法があることも知った。
でも――
「俺は……何に“魅せられる”んだろう?」
自分の胸にぽつんと湧いた問いは、なぜかとても重くて、熱い。
この異世界で、心を奪われるような何か。
魂が握られるような何か。
目を逸らせなくなる何か。
探してみたい。
魔法じゃなくていい。
戦闘じゃなくていい。
小さな音、小さな光、小さな風景だっていい。
“俺が魅せられるものは、どこにあるんだろう?”
こうしてカズトの旅は始まる。
“魅せられるもの”を探す旅。
それは、魔法よりも不思議で、胸を焦がす物語になる。




