これはもしや、大変な謝罪会見?!
ただいま、俺は謝罪会見の会場にいる。
なぜ俺はここにいるというと、俺は専属の記者だからだ!
一人の新聞会社に勤める、一人だけの記者!
この会社の運命は、俺にかかっている!
そして、今回の謝罪人は脱税容疑にかかっているとんでもない会社の人らしい。ここはどうしても、良い素材をとらなければ!
カチャ
あ!謝罪人が来た!
司会が普通の前置きに仕切った後、謝罪人が深いお辞儀をして、喋る。
謝罪人:「それでは、本日皆さんがここにお集まりいただき、誠に――申し訳ございませんでした!」
何だと?!いきなり謝った?!
パシャパシャパシャパシャ
これは……流れが変わるぞ!
記者Aが手を挙げた。
記者A:「脱税容疑について、何の一言もありませんか!」
謝罪人:「それは……申し訳ございませんでした!」
俺:「つまり、罪を認めているんですね!」
謝罪人:「それは……誠に申し訳ございませんでした!」
パシャパシャパシャパシャ
記者B:「国を跨いでの脱税だと聞いていますが、その金額はどれくらいですか?」
謝罪人:「それは……とんでもない数字ですが……」
謝罪人が後に語った数字は、まさかのとんでもない額だった。
謝罪人:「10ヵ国の総数で、500円になります!」
パシャパシャパシャパシャ
まさかの500円だった!
記者C:「脱税して、その金額で何をするつもりですか!」
謝罪人:「俺様はどうしても……紅茶O伝が飲みたくて!この500円は……どうしても欲しくて!」
俺:「紅茶O伝の気持ちを考えたことがありませんか!」
謝罪人:「これだけに関して、一言を言わせてもいらいます――ありません!」
なんという堂々とした態度!
謝罪人:「紅茶O伝は、人々を狂わせる飲み物だから!」
なんという手ごわい!
これは……これは大変な謝罪会見になりそうだ!
はい。
変なものを書きたい発作が出ました。
......
それと、犯罪はダメです。