表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

忘れ物預所

作者: 尚文産商堂

さすがに手野鉄道ともなれば、その忘れ物の量も尋常じゃなく多い。

そのため、鉄道の主要駅にはそれぞれの忘れ物預所がある。


傘だけでも1日に数十本はここに集められる。

他にも大量の忘れ物は、それぞれ忘れ物預所で一定期間保存される。

この保存は食料品と判断できるものならば消費期限の前日から最大2週間まででそのための冷蔵や冷凍の倉庫もある。

食料品以外でも、貴重品と判断されるような宝飾品などについては1年間、その他財布などは1か月間の保存期間がある。

住所や名前など、個人が特定できる場合にはその人へ連絡を取ることもあるが、その例は全隊から見るとごくごくわずかだ。


この保存期間が過ぎると、全て警察へと提出される。

そして拾得物とされ、引き取りがなければいったん手野鉄道へと戻される。

そのうえで忘れ物として所有者不在と判断されて、半年に1回、手野百貨店の催事として手野鉄道忘れ物大販売会が開かれる。

ここでの販売代金は忘れ物預所の維持のための基金に使われることになっている。


ちなみに、忘れ物を引き取りたい場合、本人としての証明書の提示が必要となる。

証明書がない場合は、手野鉄道の定期券などでも可能だ。

また、これらがない場合でも、携帯電話の場合は暗証番号あるいは指紋による認証により、ロックを解除することができた場合には引き渡すことがある。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ