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ヴィランたちの後日譚「所長の日記」  作者: 名利 杏樹
xx18年 9月分
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xx18年 9月26日

9月26日


朝、開口一番にティムが自分も話し合いに参加すると言い出した。無理しなくていいとは何度も伝えたが参加するの一点張りだった。


「ああなったら、絶対意見を変更しないからな。参加させるしかないだろう」


とワルドーに言われたのでロビルさん達の対応は私とティムとワルドーで行うことにした。ラークは気づいたら居なくなっていたが信号はすぐ近くにあるのでおそらく隠れていたんだと思う。


そしてお昼過ぎ、ロビルさんとレストレイドさんが到着。連れてくると言っていたカンナさんの姿はなかった。カンナさんは? と尋ねるとレストレイドさんから


「一昨日の返事をまだ聞いていない。修理依頼は答えを聞いてからにさせていただく」


と、また無表情で答えてくれた。彼の態度にティムは殺気を隠さず飛ばすし、ワルドーも臨戦体勢をとるしでこっちは生きた心地がしなかった。多分隠れていたラークも似たような状態だったんだろうと考えると終わった今でもお腹と頭が痛くなる。


とりあえずレストレイドさんには、ティムたちが『The Villain』と呼ばれていた事は知っているが、修理しているのは彼らに世界征服をさせるためではない、と答えた。ただ、レストレイドさんからそれだと不十分だと言われたので


1・ティムを修理した時はThe Villainである事は知らなかったし、そもそもThe Villainの存在も知らなかった。

2・ラークを修理した後で、The Villainのことを知って、彼らのことだとわかった。

3・私は犯罪者にはなりたくないし、世界征服に興味がない。

4・知らなかったとはいえ、修理したのは事実。なら、責任持って彼らが悪さしないように彼らに付き合うことにした。

5・私が修理した後で、彼らが悪さをするようであれば責任を持って私の手で彼らを修復不可能になるまで破壊する。

6・信じられないなら監視をつけてもらって構わない。


と上記の内容を伝えたところ、何故かロビルさんが納得してくれてレストレイドさんを説得してくれた。


「カンナくんの修理が終わるまで君を監視させてもらおうかな。その方がレストレイドくんも納得するだろうしね。それじゃカンナくんを連れてくるからちょいと待っとっておくれ」


と言ってレストレイドさんと一緒に部屋を出て行った。数分後、カンナさんが運ばれてくるはずだったがちょっと問題が発生したので修理は明日以降となった。理由は明日書くことにする。

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