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ヴィランたちの後日譚「所長の日記」  作者: 名利 杏樹
xx18年 8月分
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xx18年 8月27日

8月27日

朝起きたら勝手に侵入していたティムに日記を読まれていた。

「1ページ使っていないし、文章はめちゃくちゃ。読みづらいぞ、これ」

と文句をつけてきた。いや、読むなよ人の日記を。あと、部屋に勝手に入ってこないでよ。自分の親にも言ったことないぞこんなこと。とスッキリしない頭で考えていたら、朝ごはんができたとエプロン姿のワルドーが呼びにきた。

朝から衝撃的すぎてもう途中からいろんなことがどうでもよくなった。


朝ごはんのあと、3人で扉と壁の修理を始めた。すごく申し訳なさそうに修理するワルドーとひたすら無表情で修理するティムを見ているとワルドーの方が感情回路?が発達しているのかもしれない。と書いたが昨日の自分の日記をみてティムもルンルンしてたなと思い出した。2人(2機?)とも本当に100年以上前に作られたのか疑うレベルの完成度である。ラボがいなければ修理できなかったと思うくらい現在のロボットたちより下手したら完成されている気がする。

しかし、あれだけ錆びてボロボロだった機体が修理しただけこんなにテキパキ動けるようになるとはロボットってやっぱすごいとおもう。

私が手伝うところなどほとんどない状態で半日もしないうちに扉と壁は綺麗になった。

戦闘用と護衛用のロボットなのにこんなに修理の手際が良いのはなぜだろうか?人間ではなくロボットだからだろうか?


お昼は作るのが面倒だったので前ティムと買った缶詰で終わらせた。食事中ワルドーに朝身につけていたエプロンのことを聞いた。

「朝起きたらイニティウムが渡してきた。どうやら夜なべしたらしい」

と答えてくれたが夜なべってなんだろうか?鍋の季節にはまだ早い気がする。


昼食の後は屋敷全体の掃除になった。ただティムから私は邪魔だと追い出されたので1人で街まで買い物に出かけた。

とりあえず頑張って掃除してくれているだろう2人にロボット用のエナジーボトルを買って帰った。ちなみにちょっといいやつである。少し驚いたようだが2人とも受け取って飲んでいた。

掃除の方は屋敷の半分程度済んだとティムから聞いたが屋敷の広さを考えると人間には到底できない広さなのでやっぱりロボットってすごいと感心した。でもなぜ、戦闘用と護衛用が掃除できるんだろう?今度ラボにでも確認してもらおう。


今日はこれでおしまい。もう寝る。

明日は自分の荷物をまとめよう。



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