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ヴィランたちの後日譚「所長の日記」  作者: 名利 杏樹
xx18年 9月分
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xx18年 9月18日

9月18日

今日も一日中ラークの本機製作を続けた。


作業中、昨日と同じく見学に来ていたラークたちに第1世代のロボットのことを聞いてみた。

イニティウムとワルドーとラークが該当するのはわかっているが残りの2機については今まで話題にすらでていなかったので話を振ってみたのだが、


「アーティレリーとエクエスか? そうだな、武器担当がアーティレリーで、切込隊長がエクエスと言ったところだな。」


「アーティレリーは手先が器用でよく博士の作業を手伝っていたな。エクエスは俺たち、第1世代の中では一番速く、強かった。・・・性格は2人とも一点集中型、といえばいいかもしれん」


「見た目とか、性能は一応調べてるんでしょ? あえて僕から言うなら武器オタクと速さ馬鹿ってところかな」


と分かるような分からないような返事が返ってきた。


ラークの言う通り、前にティムからもらった資料でアーティレリーとエクエスの見た目や性能はある程度知っている。

今製作しているラークは本人が好きな忍者というよりはアサシンみたいな見た目でイメージカラーは濃い青なのに対して、アーティレリーはゲリラ兵をそのままロボットにしたような見た目で武器の管理や技術補佐がメインのロボットでイメージカラーは緑。エクエスはティムと同じ戦闘用だがスピード重視の機体にカーレーサーが着るような派手なペイントが目立つ装甲のロボットでイメージカラーは赤、とそのぐらいの情報は把握していた。


しかし武器オタクと速さ馬鹿は置いといて、お兄ちゃん?たちの評価を聞いて思わずさすが元・世界征服用だけあるね、と言うと

「まぁね、一応僕ら『The Villain』って呼ばれてたんだからその辺の工業用とか作業用とは訳が違うよ」

と少しドヤ顔で返された。何がそんなに誇らしいんだろうか? あと、ザ・ビラン って何?という単語に首を傾げているとラボが

「『The Villainザ・ヴィラン』とは Dr.Σ がセイサクした50キのセカイセイフクヨウロボットたちのことでス。 そしてアナタがシュウリしているロボットたちのコトであり、villainのイミは『アクヤク』ジャ」

と教えてくれた。

悪役とはこれまた随分な呼ばれ方である。今一緒に暮らしていてそんな悪役じみたところを見ていないせいか正直名前負けしているんじゃないかと思うほどだった。


あと、ラボから聞いたDr.Σ(ドクターシグマ)だが寝る前に調べてみると科学戦争を引き起こした極悪非道なマッドサイエンティストであると紹介されていた。こちらの方がよっぽど物騒だがこれからもティムたちの修理を続けるなら製作者であるDr.Σのことは知っておくべきだろうと思うのでこれからちょっとずつ調べていくことにした。

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