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ヴィランたちの後日譚「所長の日記」  作者: 名利 杏樹
xx18年 8月分
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xx18年 8月

この日記を勝手に読んでいるだろう「元・Villain」たちへ

あなたたちが歴史の教科書に載るくらい有名な博士の野望を叶えるために生まれてきたとしても、あれから100年以上たち生まれた頃に使われていた言葉が変わった今でも人々から恐れられていたとしても、1と0で作られた心であったとしても、生きている限り他人に迷惑かけない程度に自分のやりたいことができるロボット生を過ごしてください。


そしてできればもう勝手に人の日記は読まないでください。




ヴィランたちの後日譚「所長の日記」


8月20日

本日、いきなり日記帳を渡された。くれた本人というか本機?であるイニティウムは寝る前に必ず日記をつけろと渡してきたが一体なんのつもりなのかさっぱりわからないし、書くこともさっぱり思いつかない。


8月21日

イニティウムの弟の修理で1日終了。そろそろ非常食で持ってきた缶詰がなくなるので明日買いにいく。


8月22日

イニティウムの弟の修理で1日終了。缶詰のことを昨日の日記を読んで思い出した。どうしよう


8月23日

イニティウムの弟の修理で1日終了。そろそろ修理が終わりそう。イニティウムが少し嬉しそうだった。ただ、修理に必要な部品がないのでイニティウムと明日買い出しに行く。缶詰忘れない。


8月24日

屋敷から一番近い町へ車がないので歩きで買い出しに行った。片道1時間はキツイ。

歩きながらイニティウムと話をして、とりあえず今日からティムと呼ぶことに決まった。町に着くとやはりというかティムのようなロボットは珍しそうにチラチラみられていた。


8月25日

弟くんの修理が終了。明日再起動予定。ティムが嬉しさのあまりかフルコース料理を作っていた。ティムのテンションにも驚いたが美味しい料理が作れたことにも驚いた。



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