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ハジメの人類史日記

聖書では神々に認められた勇者バリが当時の魔王を倒し圧倒的カリスマから、その当時の共和国連邦を統一し初代皇帝となり帝国を築いた。


その時から煌暦が始まるのだが、勿論今ではその帝国はなくなり西方国家群になっているのだが、俺はこの話を聞くたびに共和制国家群を武力で制定した勇者の方が魔王よりタチが悪く無いかと思うのだが現代でもそんな事は口に出さないほうがいいので決して言わないが…


話は逸れたが聖書では、それが魔王と勇者の宿命の始まりと記されてるが最近の研究では、それよりかなり昔から魔王の出現が確認されており結構詳しく魔王と人類の争いが最近分かってきている。

問題の魔王だが大陸の東方には瘴気が蔓延し殆ど日が射さない広大な大地が広がっている。


普段は魔物と言われる生物達の生息地であり魔王がいないときは魔物達が縄張り争いを繰り返し人を立ち入らせない環境なのだが魔物達も瘴気のある土地を好むため人類にそれほど危害を与える事は無いのだが一旦魔王が出現すると魔物達は魔王の元に集まり、その都度人類国家に被害を与えていた。


魔王は半世紀から一世紀ぐらいの周期で現れ、 その都度時代の勇者が魔王を討伐し事態を収めていたのだが事態が変わったのは今から1,000年前煌暦1560年に当時の魔王は1,000年周期に現れるという大魔王と区分される通常より力のある魔王が出現した。

その出現による戦いに人類は三分の一は死滅し大地は瘴気で晒された。何とか当時の勇者一行が命を引き換えに封印したものの残された人類は大地はあれ働き手はなく、すがりつく国や教会ですら形骸となし力を失っていた。


それを画期的に変えたのが〈科学〉である魔法があり教会が力を持っていた当時、科学者達は一部のもの好きな貴族や王族からのお金で研究していたのだが研究結果は教会の圧力で握り潰され世間一般でわ変わり者というレッテルを貼られた集団であったが、彼らの発明は正に人類史を変える出来事になる。

後にいう《科学機械革命》である


それまで人の力に頼っていた織物や農作業など働き手がいなくて困ってる部分を機械に頼るようになったのである。

それまでも勿論便利な機械は一部にはあったが、魔法を動力にしたものが多く今回の戦いで使い手がなくなり使えないものが多く、しかも高価すぎるゆえに一般の街に置かれる事は少なかった。

あったとしても大体が国家や教会管理であり、一般人に用いられる事はなかった。

その為それら科学者の発明は魔法が使えない一般のものでも仕様でき今まで人手に頼っていた代替えとなった為、瞬く間に世界に広がり失われた労働力の代わりとなった。


時が経ち人が戻ると富と余裕が生まれ、それが更なる新たな技術を生み出す環境が生まれる結果と、なった。

勿論これは教科書の受け売りだが、ここら辺はかなりしつこく勉強させられるので一般常識の範囲である。


で、話を戻すと、これらの流れが魔王側になると実はかなり転換期になる。

これから100年後魔王が復活するのだが、その時の魔王群を迎え撃つ連合国軍は火銃と言われる鉄砲が兵士全体に装備されていた。これは下級のメイジが使う火矢という魔法と同等の威力があり、しかも重火砲と言われる大砲も配備されていた。これは中級メイジが使う天雷と同じ威力があった。しかも人類は前の対戦より人口が増えそれを組織的に運用したのである。

力任せの魔物の軍勢は瞬く間に敗れ守るものがいない魔王を勇者一行が倒したそうである。

それだけで済むなら凶悪なる魔王を人類が鮮やかに倒した素晴らしい話で終わるのだが…


それから魔王が現れるたびに争いあってた人類はその時は一致団結し魔王を倒し、その後争うを繰り返し科学と魔法の技術を研鑽していくのだが今から三百年前、人類は何度も復活する魔王に興味を持ち捕獲作戦を実行する。


煌暦2320年対瘴気対策をした連合国軍は勇者が倒した魔王を消滅する前に結晶化して封印することに成功する。

その結晶体を西方国家群の南にあるカリア大陸との間に広るセアリア海に浮かぶローランド島に封印したのである。

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