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そんな話  作者: 宵の明星
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始まり



 公園のベンチに、古ぼけたコートを着た青年が座っていた。




 彼の左手には一冊の黒い手帳。




 彼の右手には一本のボールペン。




 彼は右手のボールペンを使って左手の手帳になにかを書きこんでいく。




 暫くして彼は急にペンを止めなにかを思案しだした。




 だが、再び直ぐになにかを書き始める。









 ……そんな始まり。





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