〜Day1〜
暗い暗いほとんど外灯の無い川沿いの公園。僕は月に一回の【趣味】の為にその公園に訪れた。
今は19時くらいだろうか。外灯が無いせいで真っ暗だ。だけど、川の水が流れる音、微かに吹く風、癒やされる。おっと、これで満足する訳にはいかない。僕の【趣味】はもっと別の事だ。その為には条件を整えなくてはならない。
〜Day1〜
さて条件を整えるには運が必要だ。こればかりは個人の技量でどうにかなるようなものではない。だから、僕は大人しくそのチャンスが来るのを待つ。
「暗ぁい♪怖ぁい♪」
すると馬鹿みたいな女性の声が聞こえてきた。何が「怖ぁい♪」だ。発言と口調が噛み合ってないじゃないか。こういうのは大抵カップルだ。
「じゃあ、俺から離れるなよ♪」
ほら、やっぱりだ。下心が駄々漏れの男性の声が聞こえてきた。まぁ、こんな場所にこんなテンションで来るって事は刺激を求めてるんだろう。
「やん♪」
「誰も居ないしいいじゃん♪」
はぁ……………今日は帰ろう。
夏のホラー企画で書いてみる事にしました。まだ序盤なので何も起きませんが、Day1〜Day7の7話+α構成で仕上げる予定です!最後までお付き合い頂けると嬉しいです(*´∀`*) それでは