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異世界転移で幸せになりたい〜幸運スキルで思うがまま〜  作者: 舞衣
1章 ルーブルス王国編
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1章 救世主現る?

お久しぶりです!

久しぶりの投稿です!大変お待たせいたしました!

少し書き方を変えてみました。今後はこっちの書き方で書くと思います!

「その者を引っ張り出せ!この面汚しが!」


教皇、確か名前はジェーノだった気がする。

ジェーノ教皇の叫びが広間に響いた。それを聞いた騎士達が幸を羽交い締めにし、そのまま広間の外へ放り投げた。


(はやく幸くんのところに行かなきゃ!動いて!私の体!)


由里は体を動かそうとするが、動きを封じられているのか、体が動かないでいる。

周りを目だけて見てみると、全員笑っていた。洗脳でもされているのだろうか?少なくともまともな思考は出来ないだろう。


「どうして幸くんを放り出したんですか!」


声を出すことに成功した。

それに気付いた教皇が「なぜ言葉を?」と、不思議な顔をしながら言った。


「どうしてもなにも、彼は勇者の、お供の皆様の面汚しです。そのような者はこのルーブルス王国には必要ないのです。なので、処分させていただきました。」


由里はその言葉を聞いて唖然とした。それではまるで私達を道具のようにしか思っていないようではないかと。

実際、その事を決定づけるかのように、生徒たちに強力な洗脳をしている。


(どうして私には洗脳が中途半端にしか効いていないんだろう…)


その疑問にはジェーノが答えてくれた。


「ふむ。やはり聖女様程の方になると、洗脳も効果を発揮出来ませんか。仕方がありませんね。やれ。」


ドスの効いた声と共に騎士達が私を羽交い締めにする。


「なにをするんですか!やめてください!」


恐怖に駆られ叫んだが、その叫びは騎士達によって遮られた。

そして、ジェーノから驚くべきことを告げられる。


「なに、聖女様には、聖属性魔法が邪魔をして洗脳が効きません。ですから薬漬けにするだけでございます。」

「そんな…」


由里は必死に逃げようとするが、騎士達とのレベル差があるようで逃げ出せないでいた。


部屋を移動する時にチラッと見えたジェーノの顔は酷く歪んでいた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「私、どうなるんだろう。」


1人、牢獄のような部屋でポツリと呟いた。だ が、その声に誰の反応もない。なぜなら、看守がいないからだ。

正確には、看守がいない訳ではなく、ゴーレムのような物が看守を務めている。

王国の関係者以外の声には反応しないようで、由里の声には一切返してくれない。


「はぁ。幸くんに会いたいよ。」

「呼んだ?」


急に声が聞こえた。それも会いたいと思っていた相手の声が。

薬でおかしくなったのかな?と思いつつ、由里は目を閉じた。


「あれ?聞こえなかったのかな?由里!僕だよ!シ・・・じゃなくて、幸だよ!」


今度はハッキリと聞こえた。

由里は恐る恐る目を開ける。するとそこにはもう会えないと思っていたさちがいた。


「幸・・・くん・・・?」

「そうだよ!待たせちゃってごめんね!今すぐここを脱出しようと思うんだけど、来る?」

「うん!もちろんだよ!」

「よし!じゃあ捕まっててね。」


そう言って幸は手を差し伸べる。由里は少し赤くなりながらその手を握る。


「じゃあ行くよ!」


その瞬間、周りが光に包まれた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「さて。とーちゃく!」


幸の声が聞こえると同時に、由里は無意識に閉じていた目を開けた。


「ここは?それに、今のって転移魔法?」


由里の疑問が尽きる事はなかった。なにせ勇者達の面汚しとして追い出されたはずの幸が、たった1週間で転移魔法を覚えているのだ。

それに周りを見渡してみても自分たちのいた城が見えない。ということはかなり遠くに転移したのだろう。


「ここはルーブルス王国の隣の国の、シナンテ王国だよ。移動方法は由里の言う通り、転移魔法だよ。」

「ねぇ幸くん、いつの間に転移魔法を覚えたの?ステータスを見せた時にはなかったよね?」

「それは後で教えるよ。あ、あとこっちの世界では僕の名前はシアだからね。確か由里にも別の名前があったんじゃないかな?」


由里は名前が変わっていたのは覚えていたのだが、どんな名前なのかは覚えていなかった。


「幸・・・じゃなかった。シアくん、名前はあったんだけどね。忘れちゃった!」


てへぺろ☆をしながらシアに言う。


「ステータス見れば分かるんじゃないかな?」


若干呆れたような声で返された。由里のメンタルに20のダメージ!(意味は無い)


「あ、そっか。その手があったね。えーと・・・リリーだって!」

「そっか。じゃあ今日からリリーって呼ぶね!」

「うん!じゃあこれからよろしくお願いします!シアくん!」


由里は、「リリーって、単純だなぁ」と呟きつつも、久しぶりにシアに会えたことで薬の効果が、完全に消えていた。聖女恐るべし。


「シアくん、これからどうするの?」

「とりあえずレベリングをしようと思ってるよ。」

「了解!シアくんのために頑張ります!」


ここから、2人の冒険が始まるのであった。

ようやく冒険パートに入ります!

長かった!

なかなか文字が浮かんでこなくて大変でしたね!決してサボっていた訳では無いですから!ほんとですよ!

嘘ですサボってましたごめんなさい。


次回はできるだけ早めに投稿する予定です。

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