登場人物
これ以降はネタバレを含みます。
読む際はご注意ください。
・浅井優樹=ユーキ
現実世界では漫画やアニメ、ゲームなどを趣味にしているごく普通の男子学生。
ある日見知らぬ地で目覚め、白銀の髪と真紅の瞳を持つ小柄な女性に転性してからはユーキと名乗るようになる。
稀代の癒し手としての素質を秘め、無詠唱で魔法を使える前代未聞の存在となった。
人を見た目だけで判断する行為を嫌い、基本的には自分が見たものを信じようとする。
割と大雑把な性格をしているが、面倒見は良い方で、エレナやゼナといった年下の子から好かれやすい。
様々な厄介事に巻き込まれる、いわゆる巻き込まれ体質。
一人暮らしをしていたため、家事能力は高め。
・セリア
ユーキが異世界で逃げ込んだ家の住人で、ミリアの姉。
スタイルの良い金髪碧眼のお姉さん。
五年前に亡くなった親友のアリシアに見た目が似ているユーキの面倒を見てくれた。
国に四人しかいない魔法士の一人。
家事能力は壊滅的で、食事は大体買ってきたもの。
・ミリア
セリアの妹で、ギルドの受付嬢。
赤髪と翡翠色の瞳をした、性格の良い女の子。
アリシアに似ているユーキに対して最初はぎこちない対応をしていたが、年齢が同じだった事もあり友人となった。
以降はとても仲良くしている。
ユーキの中では好感度が振り切れている程の存在。
・エレナ・メイヴィス
ユーキが初クエストに行った際に助けた、空色の髪と瞳の女の子で、公爵家であるメイヴィス家の次女。
自分を助けてくれたユーキを見て、近付きたい一心で冒険者を志す。
ある意味ユーキを厄介事に巻き込んだ張本人。
勝気な性格をしているため、素直になれないことが多い。
戦闘時は槍を使う。
・ゼナ
ユーキが遺跡調査の護衛で向かった遺跡で出会ったエルフの女の子。
不吉とされる黒髪黒目で生まれてきた事により、忌み子として両親に捨てられた。
育ての親だった人間の老婆が亡くなってしまい、当てもなく遺跡を根城にしていた。
自分を見ても嫌な顔をしないどころか綺麗だと言ってくれたユーキに心酔し、ユーキお姉ちゃんと呼び慕うようになる。
幻惑魔法と下級の四属性魔法を使う。
・ローランド・メイヴィス
エレナの父でメイヴィス家の当主。
冒険者になると言い出した娘に手を焼き、きっかけとなったユーキを屋敷に招いて娘の面倒を見るようお願いする。
その際に様々な報酬をユーキに与えた。
・エルザ・メイヴィス
エレナの母親。
娘を助けてくれたユーキに深く感謝している。
・リザ・メイヴィス
エレナの姉でメイヴィス家の長女。
見た目はエレナに似ているが、エレナとは違い落ち着いた雰囲気の美人。
・アベル
ユーキが遺跡調査で組んだパーティの前衛。
大柄で鎧を着込んだ姿はナイトを彷彿とさせた。
ジェシカ、ライルとは幼馴染で、特にジェシカとは軽口を言い合うくらい仲が良い。
見た目のせいで初対面の女性からは怖がられる事が多い中、平然と握手を返すユーキに照れを隠せなかった。
・ジェシカ
ユーキが遺跡調査で組んだパーティの後衛。
幼馴染三人衆の一人。
魔導士で、主に風属性魔法を使う。
無詠唱で魔法を使ったユーキに驚き、魔法使いでなかったことに安堵していた。
・ライル
ユーキが遺跡調査で組んだパーティの後衛。
幼馴染三人衆の一人で、弓術士。
古い風習に縛られるのが嫌で里を出たエルフ。
様々な知識を持つ。
・国王
アルシール国の国王陛下で、無詠唱で魔法を使うユーキに興味を持ち、宮廷療術士の肩書きを授けた。
・アルドロ・ファサリス
伯爵家であるファサリス家の長男。
出世の手段として、公爵家と繋がりがあり、宮廷療術士に任命されたユーキを妻にしようとする
ゼナを誘拐し手を上げたことにより、怒ったユーキに片足を吹き飛ばされた。
以後ユーキ達に関わらないことを約束し、ユーキに足を治癒してもらった。