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バルキーノ  作者: sherry
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プロローグ 2

さあ実験の始まりだ。スタートボタンが押された。

この時点でカイト、いやバルキーノには麻酔がかかっているので、痛みは感じない。


血圧上昇、体温上昇と何やらうるさいが人体改造してるのだから当たり前ではある。が、さすがに限度があるのでそこは注意しなくてはならない。そこでもしミスをすれば、脳に障害が出る可能性も出てくる。

あと少しで実験が終わる…そんな時、突然重い実験室の扉が開く音がした。


こんな時いったい誰が入って…考えようとしたその時、一気に爆音や銃声が聞こえた。身の危険を感じるまでに数秒かかった。慌てて外に避難しようと窓へ向かう。バルキーノは棺桶の中だからきっと大丈夫のは、、、唯一鉄でできた鍵が鉛の塊によってえぐられるようにはずれていた。これではまずい、そう思ったときにはすでに遅かった。実験室が突然大爆発を起こした。時間を長引かせたくなかったのだろうか、爆弾を使ったようだった。しかし助かった。実験室の隅に置いてあったバルキリーと一緒に作った2号モデルがぎりぎりで実験室の外へと出してくれたのである。

一通りあたりを見回すと、実験室はがれきの山と化していた。中のバルキーノもさすがに死んだだろうか、、、いや、その反対側の荒れ地の奥に光るものがある、きっと棺桶だろう。ってことはバルキーノもあの中にまだいる。そう思った俺はその光るものへと歩いて行った。左胸のホルスターから黒光りするあるものを取り出した。


「悪いが君が生きているとこちらには少々迷惑なんだ。どうせ死刑囚なんだ、どのみち死ぬんだろう。」

バルキーノの眉間に鉛の塊を8発すべてぶつけながら、悪魔はそうささやいた。

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