第6話 愛を知らないまま語るあなたへ
この文章は、誰かを攻撃するためのものではありません。
ただ、愛を知らないまま言葉を振り回す世界で、
それでも書き続けると決めた、作家の自己紹介です。
お久しぶりでーす。東雲明です。
ええ、分かってますよ。「あ、まだいたんだ」ってやつですよね。
大丈夫です。私も自分のしぶとさには若干引いてます。
去年はここで、わりと丁寧に、念入りに、教育的ご指導をいただきまして。
おかげさまで、「何を書くと怒られるか」だけは一通り把握しました。
創作指南、ありがとうございます。履修済みです。
今の主戦場はここじゃありません。
公募とか、審査員がちゃんと原稿を読む場所でやってます。
ここはあくまで、安全な距離から石を投げられる実験場なので。
さて。
このあいだ、とある読書実況配信者さんとお話しする機会がありまして(名前は伏せます)。
話題は、AIが大嫌いなエ◯小説や漫画について。
いやー、みんな詳しい。批評眼が鋭い。しかも全員、作家じゃない。
そういえば去年、私はAIに怒られました。
「その描写は不適切」
「配慮が足りない」
「倫理的に問題がある」
なるほどと思って、作中の行為シーンをカットしました。
ちゃんと空気を読みました。大人ですから。
そしたら今度は、別の方面から怒られました。
「なんで行為のシーンを削ったんですか?」
「AIに書かせてるんですか?」
「医療小説なのにリアリティがない」
「分からなくてもちゃんと調べないと」
いや、正論なんですよ。
正論なんですけどね、その正論、どの立場から言ってます?
って話でもありまして。
調べろ、配慮しろ、書け、削るな、リアルにしろ、夢を見るな。
全部守ったら、何も書けなくなるんですけど、
そのへんの実験データはどこで取れますかね。
結果として、私の純粋な少女小説脳は無事に破壊されました。
恋愛は行間で察しろ?
感情は綺麗であれ?
……ああ、そういう時代はもう終わったんですね。
勉強になりました。
というわけで、今年は方針転換です。
エ◯も、ジェンダーも、歳の差ラブコメも、
「それ地雷ですよ」と言われそうな要素、全部拾って書きます。
もちろん、調べます。考えます。
でも、「誰かの減点方式を満たすための小説」は書きません。
評価したい人はどうぞ。
叩きたい人も、どうぞ。
私はその声を材料にして、次を書くだけなので。
あ、AIには内緒でな。
人間のほうが、よっぽど怖いからw




