第30話 体調最悪な中でも書き続けるということ
こんばんは。東雲明です。
えー、先ほどプロフィールにひとつ追記をしました。
わたくし、精神障害持ちです。
それを見て、驚いた方もいるかもしれません。
「え?! あの東雲さんが?!」
「全然そんな風に見えないんだけど!」
「ていうか精神障害って何?」
まあ、そういう反応になるのは分かります。
人間、自分の知らないものには勝手にイメージを作りますからね。
さて、では実際どうなのか。
一言で言えば、わたしの体調は完全に日替わりガチャです。
朝起きてみないと分からない。
今日は普通に動けるのか、それとも布団から出るだけで人生のボス戦なのか。
特に月曜日の朝なんて最悪です。
「月曜は誰でもつらいよね」
「月曜アレルギーってあるよね」
はい、よく聞きます。
それ自体は分かります。社会人ならだいたい思ってますからね。
でも、わたしの場合はレベルが違います。
普通の人の月曜が「ちょっとだるい」だとしたら、
こっちは体力ゲージ赤点滅でボス戦スタートみたいなものです。
「もういっそ火曜日から1週間始まってくれないかな」
そんな呪いを毎週かけながら起きています。
わりと本気で。
ところで先ほど、ある人から言われました。
「あなたは病気だ。病院に行け」
「執筆を一時停止した方がいい」
まあ、言いたくなる気持ちも分かります。
世間一般のイメージでは、精神障害者というのは
喚く
叫ぶ
人に迷惑をかける
周囲を振り回す
そんな存在だと思われがちです。
ニュースやネットの断片だけ見れば、そう見えるのも仕方ない。
でもね。
ひとつ言わせてください。
病院に行くかどうかを決めるのは、あなたではありません。
執筆を止めるかどうかを決めるのも、あなたではありません。
決めるのは、わたしです。
「自分はこれで治ったから、あなたもこうするべき」
この理屈、よく見ます。
健康法でも、メンタルでも、創作でも。
でもそれ、あなたの体験談であって処方箋ではないんですよ。
人間は全員違う。
同じ薬でも効く人と効かない人がいるように、
同じアドバイスでも合う人と合わない人がいる。
なのにネットでは、なぜか全員が医者になり、
全員が編集者になり、
全員が人生コンサルタントになります。
すごいですよね。
この国、いつの間にか専門家だらけです。
さて、話を戻しましょう。
もし、わたしが今ここで執筆をやめたらどうなるでしょうか。
実は今、ちょうど物語のクライマックスを書いています。
いわば一番おいしいところ。
映画で言えばラスボス戦。
漫画で言えば最終奥義の場面。
そこでいきなり作者が
「体調悪いので更新停止します」
と消えたらどうなるか。
読んでくださっている方はたぶんこう思います。
「え?」
「ここで止まるの?」
「これで終わり?」
そりゃ混乱しますよね。
物語というのは、途中で止めると
作者より読者の方が宙ぶらりんになるんです。
もちろん、健康は大事です。
それは本当にそう。
でもね。
創作って、
単なる趣味じゃない人もいるんですよ。
わたしにとって書くことは、
「やめてもいいもの」じゃない。
むしろ逆です。
やめたら、自分が自分じゃなくなる気がする。
だから書いています。
ただし、無理はしません。
仕事中にスマホを開いて感想返信をしたり、
会議中にプロットを書いたり、
そんなことはしません。
そこはちゃんと線を引きます。
でも。
ひとつだけ言わせてください。
小説投稿サイトをやっている人なら分かると思いますが、
「感想が書かれました」
あの赤文字。
あれ、怖いんですよ。
本当に。
通知が来た瞬間、
胸に言葉の刃が飛んでくる感じ。
読まれる前から
もう刺さる未来が見えている。
歩いていても刺さる。
寝ていても刺さる。
「つまらない」
「下手」
「消えろ」
そんな言葉を想像してしまう。
まるで道端で指をさされて笑われる
ピエロみたいな気分になります。
それでも、書いています。
なぜか。
簡単です。
書きたいからです。
そして、
読んでくれる人がいるからです。
どんなに声の大きいアンチがいても、
静かに読んでくれている人がいる。
その事実だけで、
続ける理由としては十分なんですよ。
というわけで。
体調は相変わらずガチャですが、
東雲明はこれからも書き続けます。
転んだり、休んだり、
たまに毒を吐いたりしながら。
でも、やめません。
それがわたしのやり方だからです。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。




